お気楽、お四国巡り 遍路の一般常識

獣よけ?、木製納め札。

「やっぱり、桧、桧だよね。
ホームセンターでも手に入りやすいから、桧だよね。
後は、スタンプ用の材料ゲットしたらOKだね。」
ペッタン、ペッタン、ペッタン。
「88ヶ所の本堂と大師堂分で、2倍の176枚。
予備が4枚で180枚、ふー、完成です。
これに紐を通す穴を開けて?。
グワー、なんじゃこりゃ、重たいと言うより、これ首にぶら下げられないよ。」
「ちょっと、さっきから何作ってるの?。
へー、納め札?。
木製の納め札?、字がへたくそだからスタンプ?。
へー、これいいね、私のもあります?。」
「・・・・・・、ありません、私のだけです。」
「はー、作ってよ?。」
「作ってもいいけど、これ首からぶら下げて歩くけど、
あなたできます?。」
「・・・・・、ふー、遠慮します、はい、ふふ。」
「ですよね、これ、176枚分首からぶらさげられませんよね。
ホントに、昔の人は首からぶら下げてたのかな?。」
「・・・・・・、そりゃ、ぶら下げられる分だけじゃないの?。」
「みたことないから、わからないよね、はは。」

お遍路の一般常識で、札所を巡ることを打つといいます。
この打つという表現がどこからきたのかというと、
昔、納め札が木製で、これを本堂や大師堂、
はたまたご神木に打ち付けていたからだそうです。
ずーと前から、木製の納め札を使ってみたかったので、
作ってみました。
木製なので、材質は木です、桧にしてみました。
仏像などがよく、桧で作られているからと勝手に解釈です、それと
ホームセンターでも手軽に手に入るのでゲットしてみました。
それに墨書したかったけど、字がへたくそなので、スタンプにしました。
これは、パソコンで文字印刷して、それを消しゴムスタンプにあてて、
彫刻刀で掘り出しすもので、意外と楽でした。
できあがったものに、穴を開けて首にぶら下げてみましたが、
ちょっと多すぎて、その日に打ち終える数にしてみました。
本格的かなと自分で満足している次第です。

○木製の納め札

いまでも時々、札所等で木製の納め札が、
打ち付けられている、かけられているのを見かけますが、
いろいろな文献を読んでいたら、次のことがわかりました、

・木製だった理由と効果?。

理由

昔は、紙が高価だっため。
霊木?

効果?

紐に通して、首からぶら下げたら、
歩く振動で、音がして獣よけになった。
霊木だったら、魔除け?。

・芸術品?

西国三十三観音霊場  26番 一乗寺

この札所の本堂天井一面に花模様?、竹とんぼ状態?に、
木の納め札が打ち付けられています。
昔の人は、天井に打ち付けるために、肩車?、人間ピラミッド状態で、
打ったみたいです。

拝観のしおりより

法華山一乗寺は印度霊鷲山の五百持明仙の随一・法道仙人の開基である。
仙人一日仙苑を出て紫雲に乗り、中国朝鮮を経て日域に入り、
当山に留まって法華経を読誦し密観を修し、千手飛鉢の法を示して有情を教化し、仏法弘通の時機を待ち給えり。
大化五年(649)時の帝孝徳天皇不予の病あり。
即ち左大臣阿倍倉内に宣して仙人を宮中に召し入れ玉鉢を加持せしめ給う。
仙人一七日の間加持し奉るところ、玉鉢たちどころに平癒し給う。
仙人山に帰り、此の年本堂建立の勅あり、越えて白雉元年(650)九月落慶法要ありて、
孝徳天皇法華山に行幸あらせられ一乗寺の勅額を賜わる。
仙人伝来の観音像を安置して永く鎮護国家の道場となし給う。

永延元年(987)花山法皇、西国三十三ヶ所巡礼の砌り、第二十六番札所となし給い、

春は花 夏は橘 秋は菊  
  いつも妙なる法の華山

と、御詠あり。
爾来庶民信仰の霊場として済世利民の益多く、巡礼の同行者絶ゆる事なく今日尚盛んである。