お気楽、お四国巡り 遍路とは?

不許葷酒入山門。お遍路さんのまもりごと?。

返り点をつけないと読めませんが、何いってるんだよ。
「不許」、ゆるさない?。なにを。
「入山門」、山門をくぐる、入れるの?。
うーん、山門から入れないと云うこと。
「酒」、さけ?。
「さけ」が入れないということ。
はー、本尊の前に一升瓶の化粧箱をみますけど、おかしくない。
「葷」、ぐん?、なに?。
これは、わからんな、なんのこと。

阿波の5番 地蔵寺に、「不許葷酒入山門」という石柱があります。
私から云わせてもらえば、よー、わからん言葉です。
どんな理由でたてられたかは知りませんが、いまの世の中だと不可能だと思います。
不可能を可能にするために掲げているのでしょうか?、真意がしりたい。
ま、それはおいておいて、熟語的に、「三厭五葷」(さんえんごくん)だそうです。

三厭が、肉、鳥、魚。
五葷が、ネギ、にんにく、にら、らっきょう、あさつき

これを禁止ってこと、はー、「生臭い」からだめってこと、ふーん。
まもっている人なんかいるのかね。
神仏習合1000年以上、この間に居たのでしょうか。
わかりません。
「葷酒(くんしゅ)、山門に入るを、許さず」だそうです。
札所にあるから、お遍路さんにまもれってことかな。
南国土佐で、昼食に鰹のたたきを食べたら、もう札所巡りダメってことですか?。
あっ、ラーメン、うどん、中華もだめ?。


○お大師さんはOK?。

・空海著「御遺告」第十九より。

僧房の内に酒を飲むべからざるの縁起 第十九

夫以酒是治病珍風除之寶矣。然而於佛家爲大過者也。
是以長阿含經曰。飮酒有六種過等云云。
智度論曰。有三十五種過等云云。
亦梵網経所説甚深也。
何况秘密門徒可酒愛用哉。依之所制也。
但靑龍寺大師與幷御相弟子内供奉十禪師順暁阿闍梨共語擬曰。
依大乘開門之法治病之人許鹽酒。
依之亦圓坐之次呼平不得數用。
若有必用從外入不瓶之器來副茶秘用云云

それ以れば酒は是れ治病の珍、風除の宝なり。
然れども仏家に於いては大過をなす者なり。
是を以て「長阿含経」に曰く、「飲酒に六種の過有り」等と云々。
「智度論」に曰く、「三十五種の過有り」等と云々。
また「梵網経」の所説甚深なり。
何に況や秘密の門徒、酒を愛し用ふべけんや。之に依って制する所なり。
但し青龍寺の大師と、並びに御相弟子内供奉十禅師順暁阿闍梨と共に語らひ擬して曰く。
「大乗開門の法に依って、治病の人には塩酒を許す」。
之に依ってまた円坐の次でに平を呼んで数を用ふることを得ざれ。
もし必ず用ふべきこと有らば、外かより瓶あらざるの器に入れ来たって、茶に副えて秘かに用ひよ云々。

・「長阿含経」(善生経)

1.失財 (財産を失う)
2.生病 (病気になる)
3.闘争 (争いを起こす)
4.悪名流布 (悪評がたつ)
5.恚怒暴生 (怒って暴れる)
6.智慧日損 (智慧が減少していく)

善生。當知飮酒有六失。
一者失財。
二者生病。
三者鬪諍。
四者惡名流布。
五者恚怒暴生。
六者智慧日損。
善生。若彼長者長者子飮酒不已。其家産業日日損減。

善生よ、まさに知るべし、飲酒に六の失あり。
一つは財を失う。
二つは病を生ず。
三つには闘争す。
四つには悪名を流布す。
五つには恚怒して暴を生ず。
六つには智慧日に損ず。
善生よ、もし彼の長者・長者子飲酒已まざれば、その家産業日日に損減す。