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「おーい、グレねこ、こっち、こっち。」
「おーい、おーい、やっとわかったよ、目印がわかりにくいですよ。
なんです、こんな所で待ち合わせなんて。
なんです、この畑は?。」
「はは、畑ね、みたらわからない?。」
「どこから見ても芋畑ですよ。はは。
えっ、今日は芋掘りですか、えー、何十年ぶりかな、なつかしいですよ。
さっさと掘って、札所へ行きましょうよ、私たちお遍路ですよ。
はやく、掘って、掘って、・・・・、なに黙ってるんですか。」
「もー、気がつけよ、徳島の芋って、わかんないの。」
「はは、はは、えー、ひょっとして、金時。
まさかまさかの、鳴門金時?。」
「もー、しらじらしい、知ってたくせに。」
「はは、わかってましたよ。
札所といえば鳴門、鳴門といえば金時でしょ。はは。」
「そんなこと言ってるうちに、あんたの相方、デカイやつをゲットしたよ。」
「えー、なんだよ、おー、これデカイ、デカイ。
ちょっと待てよ。
私はこっちにするかな、やや小ぶりです。
これこれ、これだね、はは。
大きいヤツは、おお味だからね、これこれ、これ。
うまそうですよ、これ、早く食べましょう。」
「・・・・、掘ったらお遍路するんじゃなかったの?。」
「はは、はは、早く食べましょう。」
「ダメダメ、ねかさないと甘みが増さないんだよ。」
「えー、すく食べられないの、ショック。
なんやねん、うしろでカサカサ、音がするけど、なに。
えー、芋くってるよ、えー、どういうこと?。」
「はは、食べる、鳴門金時のふかし芋。」
「
なな、なんです、早く言ってよ、早く。」
「
パク、くー、なんじゃこりゃ、くー、うめー、絶品。」
一番札所 霊山寺のあるところは、鳴門。
鳴門というば、渦潮じゃなくて、私たちは鳴門金時です。
これの芋掘り体験?でした。
普通に見える芋畑なんですが、引っこ抜きやすいです、砂地だからでしょうか。
芋掘りは体験と言うことですが、はやり芋食べたいです、
だけどねかさないと糖度があがらいということで、
しばしお預けです。
焼き芋もいいけど、このときはふかし芋をごちそうになりました。
絶品、超絶品でした。
やっぱり、鳴門金時は、おしいですよね。
以前、おみやげ売り場で見たとき、箱売りがビックリするお値段でした。
◎昔は名もない芋でした。
しりあいにきいたのですが、
鳴門は昔、塩田が盛んでしたが、時代の流れで塩田がすたれ、のこった土地をなんとかして生かしたいと試行錯誤した結果、 お芋がとれるようなったそうです。 塩を作るために使っていた石灰、その石灰ガラの土地に、塩分を含んだ砂を使って作り出されたお芋だそうです。 あまくておいしい芋がとれるようになったけど、普通の芋より、身が柔らかすぎて、市場では見向きもされなかったけど、
洋菓子などで使われるようになり、一躍名前が知り渡り、いまの高級ブランドとなったそうです。
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