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「あっ、これお接待返しに、芋けんぴどうぞ。」 「おお、おー、大好きな、芋けんぴじゃん。」 「これ、お接待でもらったけど、多すぎて食べきれないんですよ、はは。」 「いやー、こんな山奥で、こんな辺鄙な遍路道で、芋けんぴに出くわすなんて、はは、いいな。 それじゃ、もらいますよ。」 「えー、そんなにいらないよ、多すぎ。」 「そういわずに、食べてくださいよ。」 「はは、後で食べますよ、ゆっくり、お宿に入って食べますね。」 「えー、なんで、ここで食べたらいいじゃんか、ポリポリ、ポリ、おいしーい。」 「・・・・・、私は知りません、後でどうななっても。」 「な、なんのこと?。」 ・・・・・・、数時間後。 「お腹痛いよー、どうにかしてー。」 「だから言ったじゃん、あそこで芋けんぴ食べるからだよ。 油菓子だよ、お腹に来るの見えてたよ、知らない。」 「どうにかしてー。」 「はいこれ、アミノバイタル タブレット。」 「・・・・・・、うえー。」 山奥の遍路道で、お接待のお接待返しでもらった、油菓子の芋けんぴ。 |