お気楽、お四国巡り遍路グルメ (お菓子)  

こりゃ、元気でそうだ。竹林糖。

「いつ見てもデカイな五重塔、中に誰がいるのかね、はは。」
「あれれ、どうしたんですか。こんなところで?。」
「見れはわかるでしょ、お遍路、お遍路中ですよ。」
「はは、ま、いつものことですね。」
「お互い、お四国病はなかなか、なおりませんね、はは。」
「ふふ、その袋は何ですか?。」
「えっ、見つかちゃった、はは。
さっき駐車場であんたたち見かけたから、
いそいで、取りに行ってきたんだけど、どう?。
これもらい物だけど、食べる?。」
「なんですか、これ?。
竹林糖?。」
「志度の名物お菓子らしいよ。」
「へー、なんだろう。
食べないんですか?。」
「もらったけど、甘いの苦手なんだよね。」
「えー、お接待でもらっておきながら、それはダメですよ。」
「はは、お接待じゃないよ、知り合いからお土産にもらったの。
最近はなかなか手入らないって、貴重品らしいよ。」
「へー、そうなの?、ふーん。」
「うっ、黒砂糖?、うっ、生姜?、き、強烈。」
「えー、もう食べてるの?、早すぎ。味どう。」
「だから、さっき叫んだでしょ、強烈。」
「元気でそうだね。はは。」

讃岐の志度名物「竹林糖」。
黒砂糖のペーストに生姜?が練りこまれた和菓子?。
うーん、甘い、辛い、甘い、辛いの相反する味が強烈です。
だけど、これお遍路さんが食べたら元気でそうです。
お店は、志度寺のまん前の四辻近くに「あります」、「ありました」です。
現在は二見屋さんのみで売っているそうです。

○お店情報

・二見屋

住所 香川県さぬき市志度
電話 087-894-1491
営業 ?

・三浦でんぼや

住所 香川県さぬき市志度849
TEL 087-894-1262

○由来(さぬき市HPより)

このお菓子、竹林上人を偲んで行われる竹林茶会でおなじみのお菓子だそうで、竹林上人の竹林から来ているそうです。
竹林上人は宝暦八年(十年という説もある)三木町井戸村白羽に生れ、幼名を栄六、名を独雄、竹が好きで自ら竹林、竹谷と号した。
平賀源内より三十年ほど後の人で、平賀の自由奔放な活躍とは正反対に、常に粗末な衣食に甘んじ、身を修め、こつこつと仏の道を説いた聖僧である。
母の体内に明珠が入るを夢見て上人をみごもられたといい、入定のときは、弘法大師と同じように死期を予言された。
十三才のとき高松野方町の多聞寺で出家得度し、師僧哲雄に従って志度自性院に転居してきた。ここで十四才で一万遍、十五才で二万遍、二十一才では一日三万遍の光明真言を唱え、常人ではできない修行を積まれた。
天明四年(1784)上人二十六歳のとき、師命により第七代目自性院主に就任したが、僅か一年半で院主を弟子の観道にゆずり、自らは寺の西南五十米のところに「三等室」と命名した草庵を結び、まわりに竹を植え、ここを布教を重ねた。
上人に関する逸話が沢山残っている。夏、川辺で蚊に自分の血を吸わせて供養したり、硯の水を筆につけ、これを振って近所の火事を消したり、葬式の途中に殺生しないよう 蟻を踏まないよう心掛けたり、また、地獄、極楽を袖の中で実現して見せたりした。
ある日、高松藩の学者、中山城山が三等室を訪れると、上人が乞食と酒盛りしているのを見て、あまりにも庶民的だったので驚き帰ったという。
学問では儒教をはじめ書画、とくに竹の墨絵を好んで書き、そのほか俳句、和歌、詩文、算術にも長じ、生け花、茶の湯、さては大工、左官、石工のことまで通じていた。
また、間川という地区の山中に、仏にちなむ三十二の名勝をつくった。梅の宮(うめのみや)、白羽坡(しらわは)、撫松原(ぶしょうげん)、送月橋(そうげつきょう)、万竹園(ばんちくえん)、独楽堂(どくらくどう)、遊遷石(ゆうせんせき)、臨溪坡(りんけいは)、鼓石(つづみいし)、長嘯石(ちょうしょうがん)、浣花溪(かんかけい)、曼荼羅岩(まんだらがん)、観我岩(かんががん)などがそれである。
独楽堂では竹谷問答百巻を書き「とにかくに思いなければほうろくの尻は焼けても胸はこがさず」の歌を作り、友人を招いては仏話や文学に花を咲かせた。
寛政十二年(1800)四月のはじめ、自分は六月六日に死ぬと予言すると、一と目上人のお姿を拝もうと、民衆が市のように遠近から馳せ参じた。高松藩では説教を中止させようと役人を派遣したが、それでも信者が蟻の如く集ったと、当時の記録にある。このように上人は時の世の「生き仏様」としてあがめられていた。後世には讃岐の良寛さんとも呼ばれた。
多くの人々に見守られながら予言どうり大往生された上人は、遺言により八丁地隠谷に葬られた。
天保三年五月十七日、三十三回忌には、京都小野随心院の宮から上人号が贈られた。
いまだに旧志度町内各所で竹林講が営まれ、県下3大茶会の一つである竹林茶会も年と共に賑やかさをみせている。