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「ここから山の中ですよ、恐いかな?。
薄暗いのはイヤだな、はは。」
「大丈夫じゃない?。
山育ちの私に、任せてくださいよ、グレねこさん。」
「お、お願いします。」
「ここから、一本道だから、先に行ってくださいよ、後ろ守っていますから、はは。」
「お、お願いします。」
「げっ、下りだ、膝が痛くなるから、イヤだな、ふー。」
「あれれ、あれー、どこいったの、えー、私達だけになってるよ、なんでー。」
「ガサガサ、ガサ。
うっ、なに、あの音は、まさか、熊?。
四国にいるわけないよね、はは。」
「なーんだ、どうしたんですか、どこへ行ってたんですか、トイレ?。」
「はは、これこれ、これ、うまいすよ、これ。」
「な、なんですか、それ。」
「あけび、あけび、これがおやつにちょうどなんですよ、どうぞ。」
「・・・・・・、なんかプニョプニョしてません、うげっ、なんじゃこりゃ。
うえー、変な味。なに、これタネ?。」
「そうかな、おいしいよ、うめー。」
「な、なんで、食べられるの?。」
かけ連れのお遍路さん。
「あけび」というものをゲットしてきて、おやつタイム。
うえー、食えません。
口に入れたら、ウゲッ、この世の食べ物と思えない、触感。
ご遠慮願いました。 |