お気楽、お四国巡り お四国の仏様

コツがあると言われても。弥勒石。

「ズンズン、ズンズン。」
「テンション上がってます?。」
「だめだよ、お大師さんに会いに来たのに、ダメだよ。
テンションあげすぎちゃ、ダメ。
お大師さん、起きちゃいますよ。」
「・・・・・・。
よーし、今日こそ、あげますよ。
弥勒菩薩さんに、三年寿命のばしてもらいますよ。」
「・・・・・・・・、無理なんじゃない、無理、無理。」
「いや、絶対、あげてみせます。」
「長生きしたいよー。」
「死ぬまで長生きできるから、いいじゃん。」
「・・・・・・、ふー、うう、うう、うー、あがらなーい、ダメだ。」
「あのー、後でみんな待ってますよ。」
「それじゃ、お先にどうぞ、時間たっぷりありますから、はは。
みんな、あがりませんね、ほんとに上がるの?。」

・・・・・、数分後。

「うう、うう、ダメだー、あがらなーい。」
「私がやってみるよ。」
「はー、私がダメなのに、あなたは無理だよ。」
「くく、くー、ダメでした、ふふ。」
「あがらない?。」
「・・・・、あがりませんよ。」
「これはね、ここをこうやって持てば、ほら、あがるでしょ。」
「・・・・・・・、な、なんでー、あがるの?。」
「はは、コツだね、コツ。」
「・・・・・・、くやしいけど、いったい誰がこれ、ここに置いたの?。
罪つくりだな。」
「あっ、これね、室戸から飛んできたんだよ。」
「はー、室戸、なんで?。」

高野山の奥の院にある、みろく石。
何回かチャレンジしましたが、持ち上がりません。
いとも簡単に持ち上げた人に聞くと、やはりコツだそうです。
石の凹んだところがポイントで、テコの原理で石を押し上げたら、
上がるそうですが、出来ませんでした。

○うわさ及び伝説?。

・室戸の「御厨人窟(みくろど)」から飛んできた
・心願成就の石
  持ち上げられたら、
   願いがかなう
    3年以内にいいことがある
    3年寿命が延びる
    極楽浄土へいける
・隕石である。(落ちてきた星なので、昔は奥の院のご神体だった)
・熊野の比丘が、袂に入れてきた小石が成長して弥勒石となった。

○弥勒石(高野山霊宝館web解説より)

御廟橋(みみょうのはし)を渡って、しばらく進むと左に弥勒石の祠(ほこら)があります。
中には黒い石が置かれていて、弥勒石と呼ばれています。
なんでも弥勒菩薩の浄土である兜率天(とそつてん)から蓮の糸に吊られて降りてきた石なのだそうです。
弥勒石は何かしらズッシリと重く感じます。
祠の四面は格子となっており、その中の一面だけに片手のみが入るように造られていて、弥勒石に触れたり持ち上げたりすることができます。
最近では、勒石に触るだけではなく、祠の中が上下二段になっていることから、下の段から上の段へと片手で弥勒石をあげて力試しをする人が多くなりました。
信仰的な解釈としては、上段へと片手で上げることが出来れば願いがかなうとか、罪の軽い者は簡単に上がり、逆に罪の重い者は上がらないともいわれています。
しかし本来は、弥勒石に触れることによって、弥勒菩薩を勝縁を結ぶというのが本当のところのようです。
また伝えるところによりますと、この弥勒石の祀っている場所は、弘法大師のお母さんのお墓であるともされたり、江戸時代の資料では、弥勒石についての「いわれ」は秘密であるとも記されています