お気楽、お四国巡り お四国の仏様

庶民に程遠い、お四国のご本尊。


「あれー、ここの札所も本堂の扉が閉まってるよ、なんでー、なんでー。
ご本尊さんに、会いたいのに、なんでー。」
「中まで入って、ご本尊に会いたいよー。」
「これが札所のルールなの?。」
「ルールじゃ、しかたないね、ふー。」
「だけど、お大師さんには会えたから、よしとしますか、はは。」

・・・・・・、数ケ所後。

「うおー、ここは、本堂が開いてるよ、ラッキー。」
「それはそうと、ご真言は、なんだっけ?、はは。」
「いつも、賽銭箱の近くの外に、書いてあるヤツしかみないから、わからないね、はは。」
「ご本尊に会えたから、今日は入念に、お経おげなきゃね、はは。」

・・・・・・、2週目。

「あれ、2週目に呼ばれたけど、本堂でお勤め中に、ご本尊にお会いできたところありました?。」
「えーと、えーと、えーと、あったけ?。」
「記憶?、記憶無いよ。これから確かめるかな、はは。」

・・・・・・、数ヶ所後。

「いるいる、いますよご本尊?。」
「大日如来かな?。」
「だけど、真新しいよ?。」
「あれれ、ひょっとして厨子が閉じられていると言うことは、
あそこに見えるやつはレプリカ?。
なーんだ、偽物?」
「ち、ちがうよ、本物じゃないけど、本物の写しだよ。」
「写し?、だからコピーでしょ?。」
「こ本尊のご利益もコピーされてるから、写しです。」
「よく、わからない解説?。」

 大師堂のお大師さんは記憶にありますが、札所のご本尊の記憶がありません。
お四国の札所を巡り巡り、八十八ヶ所のお寺を見ましたが、思い出せません。
思い出せないほど、拝めないということなのでしょうか?。
仏像ブームで、「仏像に癒される」がキーワードになっているけど、なんでお四国は拝めないのかな?。
キーワードの「癒される」は、お四国のキーワードと同じなんだよね。
なんとも、不思議なお四国の札所です。
 2巡目からは、注意深く見ていったら、あるにはありましたが、
お四国の札所で、ご本尊とまじかに相対しながら、癒されながらおつとめをした記憶が一箇所しかありません。
伊予の61番香園寺だけです。
それ以外は、遠くのほうに見えたりとか、厨子の中に閉じ込めている、
国宝なので別の建物で管理しているなど、まじかに拝めることがほとんど皆無に近いです。

○ほとんど拝めない。

ドア等の遮蔽物なしで、本物のご本尊と相対しながら拝観できて、お勤めできるところの札所を調べたら、5ケ所。
ご本尊のパワーを全身にもらいたいので、ドア等が少し開いて、遠目に見えるものは、除外しています。
結局、本堂へ普通に入れるところしか有りません。本堂に入れてもレプリカしか置いていないところもありますけどね。

八十八ケ所中、5ケ所、たったの5%です。

 6番 安楽寺 薬師如来 間近で見たいときは事務所へ
17番 井戸寺 七仏薬師如来 ときどき閉まっている
58番 仙遊寺 十一面千手観音菩薩 結縁の紐あり
61番 香園寺 大日如来 本堂の2階に上がると対面
75番 善通寺 薬師如来 本堂へ普通に入れる

○札所の許可があれば、本堂内部へ入れて、近くで拝観できるところ。(私が確認とれているところだけです。)

19番 立江寺 延命地蔵大菩薩  

○一生に1回拝める?。

一年に一回は拝めるのが、13ケ所。

一生に一回は拝めるかもしれないのが、19ケ所。

直近で、

平成24年 2012年  9番 法輪寺 涅槃釈迦如来  5年に1回開帳
平成26年 2014年 31番 竹林寺 文殊菩薩     50年に1回開帳

私の歳では、こりゃ無理だろうな、

平成72年 2060年 37番 岩本寺 不動明王・聖観世音菩薩・阿弥陀如来・薬師如来・地蔵菩薩 60年に1回開帳 

一生に一回も拝めないのが、49ケ所。

結論は、お四国の札所の、ご本尊で癒されるは、半分もないということですね、ふー。
庶民に開放されているお寺ばかりと思っていたのに、全然違っていたから、かなりショックです。
仏像マニアとしても、大ショックです。
せめてもの救いは、ほとんどの札所で、お大師さんとは相対しておつとめできることでしょうか。
お大師さんも、秘仏化しているところは、どうしてかわかりません。

○調べられる範囲で調べてみました。

参照 お四国 のご本尊、拝観調べ一覧表(2011年10月現在)」へリンク

○ご本尊のご開帳

いろいろ調べている課程でわかったのが、「昭和39年、四国八十八ヶ所霊場開創1150年記念」の時に、ご本尊を開帳したと記事にありました。
このご本尊が、本物なのか、前仏かはわかりません。
それと、霊場会では、ご本尊のレプリカ、掛け軸を所有していますので、善通寺でこれ拝観することができます。
四国八十八ヶ所霊場開創1200年記念は、ご開帳なし?。

○開創1200年事業で、ご開帳をやるみたい。

参照 四国八十八ヶ所霊場開創1200年なのに、ご本尊の一部しか見れない。へリンク


○レプリカ

・札所

ご本尊が秘仏だったら、かわりのご本尊のレプリカがあります。
普通、お前立ちと呼ばれているものです。
厨子が閉まって、その前に置いてある仏像のことです。

・霊場会

四国八十八ヶ所霊場会が持っているレプリカ、ご本尊の写しです。
2013年に四国八十八ヶ所霊場開創1200年記念で、
四国を離れる(出開帳)のが、実に77年振りとありましたので、
それなりのパワーが詰まったものです。

『四国八十八ヶ所めぐり ~出開帳~』
会場:中部国際空港 セントレアホール
期間:平成25年3月11日(月)~18日(月)

『1日でめぐるお遍路さん in 丸の内』
 会場:JPタワー ホール&カンファレンス(4Fホール)
 期間:平成25年4月18日(木)~25日(木)

○ご住職も見たことがない?

ガイドにご住職すら見たことがないありますが、そんなバカなことありませんでしょ?。
世界遺産登録の準備で、寺所有のものを調べられてますよね。
秘仏だからと、見せてなかったら、所有しているかどうかわからないので、世界遺産登録の妨げになりますよね。

○三十三所観音霊場と違いすぎ。

西国巡礼中興の祖といわれる、花山法皇の一千年遠忌を記念して、平成20年9月から3年間にわたって、 三十三所観音霊場が揃ってご本尊をご開帳しましたけどね。
天台宗が多い霊場は、やっぱり、巡拝者のことを考えているんだね。
それと、ご本尊を拝むときは、ほとんどが超接近OK(かぶりつき状態)でした。


●「75番 善通寺    薬師如来」は、いろいろありましたから、論外とさせてもらいます。

参照 「観光客優先。」をお読みください。

○感性の問題かな、著名人。

 一般市民は秘仏が拝めなくて、取材とかで拝めている著名人がいるけど、簡単でもいいから感想をお願いします。
「見せてもらった」とそれだけで、なにも感想が無かったら、著名人じゃなくて、素人です。
概して、その方達は、こころからお四国を巡ることをしていないから、全体のコメントも無理やりお四国から何かを見つけてやろうとしているので、ダメですけどね。
 だけど、こころからお四国に染まっている著名人はコメントもちがいます、すばらしいです。