お気楽、お四国巡り お四国の仏様

地獄巡りガールなんて、まっぴらごめん。絵解き曼荼羅でバーチャルしました。

「ちぇっ、せっかく宇奈月温泉でイヤされたのに、朝から巡礼?。
それも、地獄巡り?。
うえー、山、山登り?。
いやだよー、いやだよー。
いままでいっぱい地獄巡りしたから、もー、いいよー。」
「それって、別府、登別の観光地でしょ、観光地。」
「・・・・・・、うえー、雨が止んでないじゃん、止んでません。
スベルからイヤだよー。
登山ウェアー着たくないよー、地獄巡りガールいやだよー。」
「ガールじゃないよ、おばさんだよ、はは。」
「ブッチーン。
帰ります、もう、帰りまーす。もう、イヤ。」
「・・・・・・。
わかったよ、わかった、帰るからもう、いいよ。」
「へっ、あっさり引き下がりましたね、ひょっとして大雨だから?。
あんたも登るのイヤなんだ。」
「はは、はー、無理してもね、はは。」
「ふー、よかった、ふふ。」
「それじゃ、出発進行。」
「・・・・、どこへ出発?。」
「立山地獄巡り。」
「はー、中止じゃないの。
うそつきー。」
「ウソついたから地獄行きだね。」
「わ、わたしも道連れ?。」
「はは、バーチャルですけどね。」
「なに、それ?」

・・・・・、数時間後。

「はーい、到着です。」
「もう、いいよ、バーチャルなんか、はー。」
「あれ、お坊さん?、なんでここに?。」
「あっ、まだ開いてない?、先にお寺かな?。」
「・・・・・・・、またお寺かよ、もー。」
「えーと、どこから行けばいいのかな、入り口わからなーい。
おっ、おー、いきなり橋?。
へー、ここが有名な、「布橋」。」
「あっ、はりまや橋?。」
「・・・・・、赤い欄干は同じですけどね、ちがいます。」
「「布橋灌頂会」です、「布橋灌頂会」。」
「なに、それ?。」
「・・・・・・・・、解説聞いてないから解説できません。」
「だったら、連れてくるなよ、もー。」
「うう、もどりますか、うう。」
「おお、ここにあったの閻魔堂、ほー。」
「・・・・・・、さっさと帰りますよ。」
「か、かえるんじゃなくて、これからバーチャルだよ。」
「・・・・・・、しらねー。」
「うえー、熱そう、熱そう、いやだー。」
「阿弥陀さん、迎えに来てますよ。」
「うえー、閻魔大王?、おねがいしまーす。」
「なんだよ、なんだー、楽しんでません?。」
「バーチャルですから、ふふ。」
「それにしても、昔の人はこれで脅かされてたんだね。」
「脅かす?、うう、ま、現世で悪いことをしたら、地獄行きっていわれたら、
みんな真面目になるからね、はは。」
「はやく、あんたに、これ見せておくべきだったね、ふふ。」
「そりゃ、どういう意味?。」

計画変更です。
立山地獄巡りの予定でしたが、大雨と相方のブチギレで中止となりました。
だから、予定に入っていたバーチャル体験のみとなりました。
立山曼荼羅を堪能したのでした。
うーん、すごい(地獄図)、たのしい(来迎図)、絵解き曼荼羅でした。
強烈やな。

○布橋

天の浮橋
堂川を挟んで、手前を俗界(地界)、向こうを聖界(天界)とし、そこにかかる橋が「天の浮橋」とよばれます。
「橋渡りの儀式」の時に、白い布が敷かれる「布橋」ともよばれます。

「立山曼荼羅」より。

天の浮橋と申すは、橋の長さ25間、これ二十五菩薩を表し奉るなり。
高さ13間あり、十三仏と仰ぎ奉るなり。
桁の数は48本にして、阿弥陀如来の四十八願なり。
敷板108枚ありて、百八の煩悩。
6個の欄干は、六大無化(むげ)の地蔵菩薩を現じ給うにて。
打ち込みましたる釘の数3808本にて、これ尊き法華経の文字の数にて定め給ふるなり。
東岸彼岸の石垣は胎蔵界の曼荼羅に不二の仏界を現わし奉るなり。
閻魔の仏堂より明念の御坂を過ぎり、天の浮橋を謹み通りて、
堂の御彼岸に達するまでに御敷き申す御布の数は1360反にて、げにや仏の白道なり。

なんと、橋の裏に、
立山両大権現の種子
金剛界三十七の種子
胎蔵界八葉九尊種子曼荼羅
が墨書されているといわれています。

○日本三霊橋

・天の浮橋(布橋)
・一の橋(無明の橋、高野山)
・神橋(日光東照宮)

○参考 

二河白道図(にがびゃくどうず)(Webより収集)

中国・唐の善導(613~681)の「観無量寿経」の註釈書である「観無量寿仏経疏」(観経疏)巻第四。
現世で
群賊や悪獣(悪や誘惑の譬え)に襲われようとする衆生が、
西(極楽浄土の方向)に向かって走ると目前に火河と水河(自身の「いかり・憎しみ」と「こだわり・むさぼり」の心の象徴)が現れる。
その間にわずかに
白道(極楽往生を願う清浄な心)が対岸に向かってのびる。
衆生は一心に阿弥陀を念ずることによって迷うことなく白道をわたり極楽往生をとげるという。

○情報

立山博物館「http://www.pref.toyama.jp/branches/3043/home.html」