お気楽、お四国巡り お四国の仏様

お大師さん伝説じゃなかった?。雨と地震を呼んだ鐘。天雨地動の鐘。

「ケーブルカーの時間までたっぷりありますよ。
・・・・・・、時間調整が間違ったからでしょ。」
「ふー、そういえば、こっちに何があったのかな?。」
「へー、梵鐘?。」
「何か、書いてますよ?。
天雨地動?、霊験?。
ひょっとして、雨が降らなくて困っている村人のために、
お大師さんがこの鐘を作り、鳴らしたら雨が降ったの?。」
「また、勝手にお大師さん伝説作ってるでしょ?。」
「はは、だって解説が書いてないから勝手に解釈でした。
だけど、地動って、なに、地面が動いた、ひょっとして地震?。
えー、この鐘のパワーは、雨を降らすことと、地震を起こすこと?。
地震が起こったら、なにかいいことあったけ?。」

讃岐の85番八栗寺の梵鐘伝説。
この梵鐘の霊験から、「天雨地動の鐘」と呼ばれているそうです。
戦後作成されたこの鐘を最初に突いたときに、雨が降り始め、地面が揺れたそうです。
音がこの山を振るわしたと言うことですね。
ひょっとして、天が喜び、地も喜んで、パホーマンスしたのかな。
うーん、山に入る龍(天狗)が動いて、地震が発生、そして甘露(雨)を降らしたと言うこと?。
昭和のお話なので、お大師さんとは関係ありませんでした。

○梵鐘に刻まれし文

五剣山八栗寺の鐘は
戦時供出し、空しく十余年を経たり 

今ここに 昭和卅年十一月
龍瑞僧正 新に之を鋳むとし
余に、歌を索(もと)む

乃(すなわ)ち、一 首を詠じて
之を、聖観世音菩薩の宝前に捧ぐ

その歌に曰く
わたつみの そこゆくうをの ひれにさへ
ひひけこのかね のりのみために

秋艸道人

( わだつみ(海)の 底深く泳いでいる魚の ヒレにまで響け この鐘よ 仏法のために )

○誰が書いた?

會津八一(あいず やいち)

新潟出身、1881年(明治14年)~1956年(昭和31年)
歌人、美術史家、書家。
雅号は、「秋艸道人」、「渾斎」。