お気楽、お四国巡り お四国の仏様

縁日?、お店出るの?。えっ、仏様とのご縁?。

「えーと、今日は何日だっけ?。
ぐるぐる巡っていたら、日にち忘れちゃったよ、はは。
何日?。」
「・・・・・・、18日です。」
「おっ、ドンピシャだよ、やったー。」
「はー、はー、なに?。
あんたのお得意、勝手に解釈?。」
「違いますよ、違います。
18日は、観音様とのご縁の日なの。」
「えー、そうだっけ?。
だったら、一生懸命お祈りしたら、願いかなうかな?。」
「それは、あんた次第じゃない、はは。」
「「妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈」。」
「なんだ、フルバージョンじゃないの?。」

仏様とのご縁が強い日、縁日です。
もともと、有縁日(うえん)を略して縁日。
どうして、その日になったのか諸説あるそうですが、
功徳も倍化するそうで、ちょっといつもの時より気合いがちがう、
おつとめでした。
ちなみに、「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五」をフルバージョンで唱えると15分なので、
このときは、時間の都合で5分バージョンの「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五」の偈となりました。
うーん、現代的に考えたら、5分バージョンは、1/3のご利益かな?。

○主な縁日一覧

仏様 縁日
妙見菩薩 毎月の1日
弥勒菩薩 毎月の5日
鬼子母神 毎月の8日
薬師如来 毎月の8日
金毘羅 毎月の10日
虚空蔵菩薩 毎月の13日
妙見菩薩 毎月の15日
阿弥陀如来 毎月の15日
閻魔大王 毎月の16日
聖観音菩薩 毎月の18日
鬼子母神 毎月の18日
弘法大師 毎月の21日
地蔵菩薩 毎月の24日
文殊菩薩 毎月の25日
不動明王 毎月の28日
鬼子母神 毎月の28日
釈迦如来 毎月の30日

○諸説

根拠になる経典はなし?。
だけど、支那五代の頃(いまから1000年以上前)、五祖山の師戒禅師というものが、念仏行のためあみ出したそうです。
「三十日仏」(「三十日仏名」、「三十日秘仏」)が平安時代後期にはわが国に伝わっており、中世以降大いに普及した。
これから、きているそうです。
うーん、経典がなかったら、何を基本にしたのでしょうか?。

・拾芥集より

一日、定光仏
二日、燃燈仏
三日、多宝仏
四日、阿閦仏
五日、弥勒菩薩
六日、二万燈明仏
七日、三万燈明仏
八日、薬師如来
九日、大通知勝仏
十日、日月燈明仏
十一日、歓喜仏
十二日、難勝如来
十三日、虚空蔵菩薩
十四日、普賢菩薩
十五日、阿弥陀仏
十六日、陀羅尼菩薩
十七日、龍樹菩薩
十八日、観世音菩薩
十九日、日光菩薩
廿日、月光菩薩
廿一日、無尽意菩薩
廿二日、施無畏菩薩
廿三日、大勢至菩薩
廿四日、地蔵菩薩
廿五日、文殊菩薩
廿六日、薬上菩薩
廿七日、毘盧遮那仏
廿八日、大日如来
廿九日、薬王菩薩
卅日、釈迦如来

○旧暦

検証は取れていませんが、縁日は月が明るいときに設定されているそうです。


○仏様の縁日は、地元民が大挙してくる。

札所は遍路以外にもメインの仏様がいるところがある。
そして、そのメインの仏様のために、遍路以外の人が大挙して訪れていた。
とうぜん、地元民の車と遍路の車が遭遇して、プチ渋滞。
絶対、動かない地元民?、はー、なんで?、一見さんの遍路より地元民が道路に詳しいでしょ、慣れてるでしょ。
だったら、ゆずってあげろよ。
ゆずる、ゆずらないのも今日の仏様はみてるんじゃない。
行き着くまでに、ご利益減少させてますよ。