お気楽、お四国巡り お四国の仏様

七難即滅、七福即生。形で見たいから神様になって登場、七福神。 

「おっ、七福神?。7人の小人だね?。
あそこにいる観音様が、白雪姫かな?。」
「・・・・・・・、そのネタは、聞きましたよ。」
「へへ、ふー、ネタギレ、ネタギレ、はは。」
「なんで七人いるのかね?。」
「そりゃ、七福神だからでしょ。」
「へー、そのまんまじゃん。」
「ま、七難七福。
七難を転じて七福からきてるんでしょ。」
「おー、なんで知ってるの?。」
「あんたのブログにあったよ。」
「えっ、そんなこと書いたっけ?。
わすれちゃったね、はは。
そうか、悪をもって悪を制すだね。
・・・・・・・、悪のパワーを持つ神様をうまく奉って、善のパワーに変えるんでしょ。
・・・・・・、それ、仏教?、道教?、神道?。」
「だから、七福神は多国籍なんじゃない?。」

札所に七福神。
神様なのか仏様なのか、お寺にも神社にも居るグループです。
こんなに有名なのに、全メンバーを一気に説明できないのは、
時代の流れなんでしょうか?。

○起源

ここの神様は信仰の対象になっていたが、七人そろい踏みは、
室町時代から流行り始めたそうです。
一説によると、「仁王般若波羅蜜経」の「七難が即ち滅し、七福が即ち生じ」を起源とするもの、
中国の「竹林の七賢人」を起源としているいわれています。

○札所がらみ参照

子供目線で見たら、七人の小人。それは七福神。 へりんく。
「七ヶ所まいり」とかけて、 何と解く。懐?に七福神。 へりんく。

○札所にそろい踏み?(わかっている範囲で。)

伊予

41番龍光寺
42番仏木寺
51番石手寺
59番国分寺
63番吉祥寺

讃岐

72番金倉寺
81番白峯寺
84番屋島寺


○七福神のメンバー

恵比寿 大漁追福、商売繁盛、五穀豊穣 日本(神道)
大黒天 有福、食物、財福、出世 インド(ヒンドゥー教(破壊神マハーカーラ(シヴァ神))→仏教)
弁才天 (弁財天) 美、智恵、音楽、財運、弁舌、芸術 インド(ヒンドゥー教→仏教)
毘沙門天 無尽の福、長命、勝軍、愛敬 インド(ヒンドゥー教→仏教)
福禄寿 福徳、人徳、長寿 中国(道教)
寿老人 健康、長寿、幸福 中国(道教)
布袋 開運、良縁、子宝 中国(仏教)

○元七福神のメンバー

昔は、「吉祥天」が「毘沙門天」と夫婦そろって、入っていましたが、

1説 妹の「弁財天」に取って代わられました。
2説 最初は二人でグループに入っていましたが、後から福禄寿が割り込んできて追い出された

勝手に解釈なんですが、吉祥天と黒闇天が常にペアとして扱われるからじゃないでしょうか。

○吉祥天ファミリー

(母) 鬼子母神 ←→ (父) 散脂大将(半支迦薬叉王)
                                         ↑ 部下
     吉祥天   ←→ (夫) 毘沙門天
(妹) 黒闇天    ←→ (夫) 閻魔王
(妹) 弁財天


◎竹林の七賢人から七福神

室町時代に、禅宗が隆盛を極めたことにより、禅と茶道が流行。
禅僧が好んだ「竹林の七賢人」などの絵が、寺や茶室で人気が出たので、
七賢になぞらえて、福神を七人にしたのが七福神の始まり。


七福神と七福

鎌倉時代

恵比須(漁労、労働、商売などの守護神)
大黒天(五穀豊穣、飲食の神)
弁財天(音楽、知恵、弁説、財福の神)

室町時代

毘沙門天(人倫の道、仏法の守り神)
布袋尊(吉凶の占い、家庭円満など福徳の神)
福禄寿(幸運、生活の安定、長寿の神)
寿老人(長寿延命の神)

七福

清廉・正直 → 恵比須神
財富・財福 → 大黒天
愛嬌 → 弁財天

威光 → 毘沙門天
大量 → 布袋尊
人望 → 福禄寿
寿命・長寿 → 寿老人


◎仏典の七難七福から七福神

○七難即滅・七福即生(しちなんそくめつ・しちふくそくしゅう)

「七難即滅七福即生」とは、七難のないこと。
経典の功徳で消滅し、すべて福に転じる、すなわち「七難が消滅され、七福がもたらされる」。

○仁王般若波羅蜜経

・天台宗・・・鳩摩羅什(344年~413年)の「仁王般若波羅蜜経」2巻
・真言宗・・・不空(705年~774年)の「仁王護国般若波羅蜜経」2巻(鳩摩羅什ものを密教色に濃くした)

鳩摩羅什「仁王般若波羅蜜経」卷下

其國土中有七可難。一切國王爲是難故講讀般若波羅蜜。
七難即滅七福即生。萬姓安樂帝王歡喜。

「国に七つの恐るべき難あり。国王はこの難の為に、般若波羅蜜多を講説すれば、
七難が即ち滅し、七福が即ち生じ、万姓安楽にして、帝王は歓喜する。」

 
1 日月失度難 にちがつしつど 太陽、月の異変,日食
2 星宿失度難 しゅせいへんかい 星の運行の異変、金星や彗星などか変現
3 諸火梵焼難 しょかぼんしょう 大火災。鬼火、龍火
4 時節反逆難 じせつはんぎゃく 水害,洪水、土石流
5 大風数起難 たいふうすうき 暴風雨で,国土が荒れる
6 天地亢陽難 てんちこうよう 日照りで穀物が実らない
7 四方賊来難 しほうぞくらい 四方より賊が来て、国を侵略する
戦乱や盗賊の難

 ○参考 他の仏典にある七難

「薬師瑠璃光如来本願功徳経」

1 人衆疾疫難 にんじゅしつえき 疫病
2 他国侵逼難 たこくしんぴつ 侵略
3 自界叛逆難 じかいほんぎゃく 内乱
4 星宿変怪難 せいしゅくへんげ 星の運行の異変、金星や彗星などか変現
5 日月薄蝕難 にちがつはくしょく 太陽、月の異変,日食
6 非時風雨難 ひじふうう 時期はずれの大雨
7 過時不雨難 かじふう 降るべき時に雨が降らない

「法華経の妙法蓮華経観世音菩薩普門品二十五」

1 火難 かなん
2 水難 すいなん
3 羅刹難 らせつ 悪霊
4 刀杖難 とうじょう 刃物
5 鬼難 きなん 死霊
6 枷鎖難 かさ 牢獄
7 怨賊難 おんぞく  
 

〇護国三部経

後秦の鳩摩羅什訳「仁王般若波羅蜜経(にんのうはんにゃはらみつきょう)」(略称、仁王経)2巻
唐の不空訳「仁王護国般若波羅蜜多経(にんのうごこくはんにゃはらみったきょう)」(略称、仁王護国経・新訳仁王経)2巻
般若波羅蜜を受持することによって、国家の安穏が得られると説くため、
「法華経」「金光明経」「仁王経」とともに護国三部経とされた。