お気楽、お四国巡り お四国の仏様

阿吽のタヌキ?。子狸がかわいいよ。

「狛犬じゃなくて、阿吽のタヌキってこと、いいな。
赤い鳥居で神社みたいだけど、
ここは札所だから、えーとえーと、えーと?。
なむなむ、なむ、たぬき、そわか?。
はは、はー、かわいい、タヌキ。」
「えー、なんでこれがかわいいの?。
デカすぎだよ、感覚おかしくない?。」
「そりゅ、遠目に見たらデカイよ。」
「だけど、かわいいよ、子狸。」
「あっ、ほんとだ、毛糸の帽子、かわいい。」

讃岐の84番屋島寺。
源平合戦の古戦場にありますが、本堂右横にタヌキのオブジェが二体。
鳥居の手前にあるから、狛犬の代わりでしょうか。
阿吽のお父さんとお母さんのデカたぬきです。
お母さんが抱いている子狸の頭には、毛糸の帽子が。
これが、かわいさをかもしだしています。

○蓑山大明神(みのやまだいみょうじん)(webより収集)

屋島の太三郎狸は、佐渡の団三郎狸、淡路の芝右衛門狸と共に日本三名狸に称され、スタジオジブリの「平成ぽんぽこ狸」のモデルにもなりました。
太三郎狸は屋島寺本尊、十一面千手観音の御申狸(おんもうしだぬき)、また数多くの善行を積んだ為、土地の地主の神として本堂の横に大切に祀られ、四国狸の総大将とあがめられ、その化けかたの高尚さと変化妙技は日本一であったと伝えられています。
一夫一婦の契も固く、家庭円満、縁結び、水商売の神、子宝授けの神として、福運をもたらすといわれています。

・昔話

 四国の狸の総大将といわれる屋島の太三郎狸のおはなしじゃ。

鑑真和尚

 まず最初は、唐の僧、鑑真和尚が屋島山上の北嶺にお寺を建てた時のお話じゃ。
鑑真和尚は目が不自由で、屋島の山上に来た時は雨が降っておって難儀をした。
太三郎狸は蓑笠を着て鑑真和尚を北嶺に案内して、そしてお寺を建立した。
その跡が屋島の北嶺に残っておって、今でも爽やかな風が1年中吹いておる。

弘法大師

 この話が本当じゃが、今では太三郎狸が案内したのは鑑真和尚ではなく、弘法大師を案内したことになっておる。
1100年程前に北嶺から今の場所に寺を移したのは弘法大使なんじゃ。

ご利益

 屋島寺の大師堂と本堂の間に岩があり、そのうえに小さな祠がある。
この祠が屋島狸の住処となっておる。
蓑山大明神として親しまれ、四国の狸の総大将として有名なのじゃ。
家庭円満、縁結び、商売の神様として大勢の人が参ってくれる。

雪の庭

 次は屋島寺の雪の庭の話じゃ。
屋島寺に雪の庭があっての、
屋島寺の住職が代わるたびに雪の庭で源平合戦を演じて住職をもてなしたそうじゃ。
今の住職さんは見てないというておるが、そのうち見ることもあるじゃろう。

日露戦争

 最後は日露戦争の時のはなしじゃ。
日露戦争のとき、太三郎狸は仲間の狸を指揮して、体の毛を抜いてそれを兵隊さんにみせて大活躍をしたんじゃ。
当時屋島寺本堂の横にある祠の周りに武運長久を祈る小旗が林立しておった。

まだまだ太三郎狸の話はあるがこの辺で終わりにしておこうかのう。