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「おお、梅の花?。
札所に梅か、めずらしいんじゃない。」
「へーって、この奥にもなにかあるの?。」
「五百羅漢が居るらしいよ。」
「えっ、五百羅漢。
えー、また石仏かな。」
「木造、等身大みたいだよ。」
「・・・、ふーん、ちょっとよってみる。
おお、おー、なんかカラフルですよ。」
「みんなお化粧してる。」
「それが本来の仏像だそうだよ。」
「えっ、みんな一色じゃないの、知らなかった。」
「それにしても、みんなおもしろい顔してるけど、ぷっぷっ。
おもしろーい、おかしーい、うーん、眉が濃すぎじゃない。」
「ほんとに、こんな人いるのかな、はは。」
「天井に龍が飛んでるし、おなかを開いているラゴラ尊者」
「ふーん、おもしろいワンダーランド?。」
阿波の5番地蔵寺の裏手?にある奥の院に、五百羅漢たちがいます。
木製で極彩色です、ひじょうに人間味のあるおもしろい顔立ちです。
66番雲辺寺のような異国情緒の顔立ちよりも、日本的なお顔立ちです。
親しみがわいてきます。
それぞれの回路によって、制作年代が違うので、さらに表情がおもしろいです。
○云われ。
安永4年(1775)、実聞 実名という兄弟の僧によって創建されました。
大正4年に参拝者の火の不始末で火事となり、堂宇もろとも羅漢の大部分が焼失しました。
現存するものは、大正から昭和にかけて配置されています。
約200体ある羅漢像は、コの字型に並んでいる回廊に配置され、その中心に弥勒堂、釈伽堂、大師堂があります。
五百羅漢とは、釈迦の弟子達で、人間として最高の境地に達した者のこといいます。
この方達は、仏ではないので、怒ったり、笑ったり、悲しんだり
と喜怒哀楽の表情がおもしろいです。
人間的なので、よく五百羅漢の中に、必ず自分の姿や親しい人に似た顔がいるといわれています。 |