お気楽、お四国巡り お四国の仏様

七観音信仰?。伊予の52番太山寺。


「ここの階段、数は少ないけど、傾斜がすごい、はは。
あれ、ブンブン鳴いてませんよ。
ハチはどこ?。」
「そりゃ、秋だからじゃないの、ふふ。」
「おー、本堂の扉が開いている。」
「ありがたやー、ありがたやー。」
「・・・・・・、最近、じじくさくなってません?。」
「ふー、おまもり?、へー、売ってたんだね。」
「それより、あんたの好きな仏像さんたちが、いっぱい並んでますよ。」
「おー、おー、ありがたやー。ありがたや。
みんな、観音様だね、確か7体だけど、ふー。
ここも、北斗七星に関係あるの?。」
「また、トンデモ話しが始まっちゃった、はー。」

伊予の52番太山寺。
ここに、7体の観音菩薩さんがいます。
一人、50年に1回のご開帳ですが、あとの6人は、
10月17日にお会いすることが出来ます。
阿波の17番井戸寺の7仏薬師ではありませんが、
ここも7体の仏様、それも十一面観音様でした。

○歴代天皇が、7体(8体)の十一面観音を勅納した。

・疑問 

なんで、全部十一面観音なの?。
なんで、奉納したの?

・高さ143.8㎝~156.3㎝前後の一木造り

  天皇 奉納 ご開帳
1 聖武天皇 天平11年(739)、が勅納(行基作)、須弥壇中央に位置し 50年に一度の御開帳。
2 孝謙天皇 (?)、本尊前仏を勅納
3 後冷泉天皇 康平5年(1062) 10月17日にご開帳
4 後三条天皇 延久元年(1069)
5 堀河天皇 寛治元年(1087)
6 崇徳天皇 天治元年(1124)
7 近衛天皇 康治元年(1142)
8 後白河天皇 保元元年(1156)

○関係した天皇

天皇 在位
45代 聖武天皇 701年-756年6月4日 724年3月3日-749年8月19日
46代 孝謙天皇 718年-770年8月28日 749年8月19日-758年9月7日

(48代 称徳天皇)

764年11月6日-770年8月28日
70代 後冷泉天皇 1025年8月28日-1068年5月22日 1045年2月5日-1068年5月22日
71代 後三条天皇 1034年9月3日-1073年6月15日 1068年5月22日-1073年1月18日
73代 堀河天皇 1079年8月8日-1107年8月9日 1079年8月8日-1107年8月9日
74代 鳥羽天皇 1103年2月24日-1156年7月20日 1107年8月9日-1123年
75代 崇徳天皇 1119年7月7日-1164年9月14日 1123年-1142年
76代 近衛天皇 1139年6月16日-1155年8月22日 1142年1月5日-1155年8月22日

○7観音信仰

参考 地獄に仏ってお地蔵様だけじゃなかった、観音様?。 へリンク


○十一面の数

原則

八方と上下の計十面。
本来の顔である本面を加えて、十一面。

例外

本面を加えなくても、十一面あり。

○ご利益

現世安穏 後生善処 (げんぜあんのん ごしょうぜんしょ)=二世安楽(にせいあんらく)

この世で、安らかに過ごし、
あの世で善いところに生まれ変われる。

十一面観自在菩薩心密言念誦儀軌経(不空訳)より

・現世での利益(十種勝利(じゅっしゅしょうり))

1 離諸疾病 病気にかからない
2 一切如來攝受 諸仏に守護される。一切の如来に受け入れられる
3 任運獲得金銀財寶諸穀麥等 財産や衣類、食物が欠乏しない。金銀財宝や食物などに不自由しない
4 一切怨敵不能沮壞 いやな相手を排除する。一切の怨敵から害を受けない
5 國王王子在於王宮先言慰問 人々に慈悲の心を起こさせる。国王や王子が王宮で慰労してくれる
6 不被毒藥蠱毒。寒熱等病皆不著身 毒薬や虫の毒に当たらず、悪寒や発熱等の病状がひどく出ない。
7 一切刀杖所不能害 一切の凶器によって害を受けない
8 火不能燒 火の難に遭わない。焼死しない
9 水不能溺 水の難に遭わない。溺死しない
10 不非命中夭 悪い死に方をしない。不慮の事故で死なない

・来世での果報(四種果報)

1 臨命終時得見如來 臨終の際に、仏を見ることができる。如来とまみえる
2 不生於惡趣 地獄に堕ちない。悪趣、すなわち地獄・餓鬼・畜生に生まれ変わらない
3 不非命終 獣に食べられない(害されない)。早死にしない
4 從此世界得生極樂國土 無量寿国に生まれる。今生のあとに極楽浄土に生まれ変わる