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「年季の入った階段ですね。」
「お遍路さんの足跡でしょ。」
「そう言えば、ここに鳥居があるけど。
一度もくぐったことがないよ。
一度はお詣りしないとね。はは。」
「いつのことやら、ふふ。
本堂でおつとめおわったから、大師堂です。
お大師さん、また来ましたよ。はは。
どれどれ、お大師さん、いますか?。」
「覗かないでよ、もー。」
「えっ、えっ、えー、あの燦然と輝くものは?。
ひょっとして、孔雀、孔雀明王?。
なんで、ここにいるの?。」
「あんたの煩悩を食い尽くすためでしょ。」
「食い尽くされたら、消えちゃうよー。」
伊予の41番龍光寺。
稲荷信仰が有名なところです。
参道には赤い鳥居が威風堂々と輝いています。
その脇に本堂と大師堂が。
そして、その大師堂の中に、なんと孔雀明王がいました。
予想外でした、なんで、ここにいるのでしょうか?。
孔雀明王と云えば、役行者ですが、その気配は?、どこにいるかわかりません。
「毒蛇を食い尽くす孔雀」と「龍光寺の龍」、これって、なんか意味ありそうですね。
おっ、勝手に解釈ですが、このお寺の配置が、うーん、おもしろい。
参道がしっぽ、鳥居が胴体、本堂が左翼、大師堂が右翼、そして、神社が頭部です、見えませんか。
これって、孔雀なんでしょうか、うーん、すごい。
えー、龍じゃないよね。
○孔雀明王
ご 利 益
孔雀が害虫やコブラを食べることから、「人々の災厄や苦痛を取り除く(食い尽くす)」とみなされ
これから、人間の煩悩の「三毒(貪り・嗔り・痴行)」を喰らいつくして、仏道に成就せしめる功徳があるとされた。
また、孔雀が雨を予知する能力があり、祈雨法(雨乞いの儀式)にも使われた。
別 名
孔雀仏母、孔雀王母菩薩、摩訶摩瑜利(まかまゆり)、金色孔雀王。
特 徴
明王の顔は憤怒があたりまえだけど、唯一、慈悲の顔を持つ菩薩系である。
経 典
大孔雀明王経(仏母大孔雀明王経)、大孔雀明王画像壇場儀軌。
真言密教 孔雀経法をもちいて鎮護国家の大法とされた。
真言宗御室派が、この孔雀明王を使った儀式が得意だったそうで、この札所が、この宗派に属しています。
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