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「なむ だいし へんじょう こんごう」・・・・・・。
「ここのご本尊、なんと国宝ですよ。」
「えっ、四国のこ本尊に、国宝があったの、しらなかった。
それじゃ、拝まなくちゃ。
どこ、どこに居るの、こ本尊、ここなの?。」
「・・・・・・、いやいや、ここじゃないみたい。
別のところみたいよ、それと事前予約だって。」
「えー、予約なの、予約?。
だったら予約してよ、予約。」
「・・・・・・、明日と言うことでしょうか。」
「そういうことです。」
「うう、了解。」
・・・・・・・翌日・・・・・・・。
「朝の9時に予約したけど、時間あるよ、打てるだけ札所、打つよ。
えー、えー、ちょっとまずいよ、渋滞じゃん。
こりゃ、時間に間に合わないよ。」
「うえー、まずい。」
「時間厳守なのに、うわーって、間に合っちゃった。
1分前、すべりこみセーフ。
さてさて、さて、本堂の裏手、ここなの?。」
「・・・・・・、・・・・・・・、おー、おー、これが国宝の薬師如来。
リ、リアル、ありがたやありがたや。」
「両脇に、うーん、日光菩薩、月光菩薩。
こっちには、毘沙門天、吉祥天、善膩師童子
みんなリアル、すげー。」
「ここの札所パワーって、仏様からもきているんだね、すげー。」
「周りに、ひかえし仏様って、十二神将、すごーい、すごい。
動き出しそうだよ、生きているの、すごい。」
「仏説仏説摩訶般若波羅蜜多心経」、
「こころが洗われるな、いいな、薬師さん、聞こえますかー。」
「羯諦羯諦。波羅羯諦。波羅僧羯諦。菩提薩婆訶。般若心経。」
「いやー、よかったよ、ここでおつとめできてよかった。
薬師さーん。」
「それじゃ、おいとまして、あれ、うしろにも回れるの。
おっ、これが薬師さんの後ろ姿、へー。
ありがたや、ありがたや。」
南国土佐の33番雪渓寺。
ここに、運慶一族の仏様が、みんなを待っています。
本堂裏手に、みんなそろっていました。
リアルです、リアルすぎて、いまにも動きそうでした。
ここまで作り込むって、なにがあったのでしょうか、
それがしりたいですね。
思わず、しゃがみ込んでおつとめ始めてしまいました。
○国宝
運慶作の薬師如来、日光菩薩、月光菩薩。 甚慶作の毘沙門天、吉祥天、善膩師童子 海覚作の十二神将十体
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