「おっ、一個、二個、三個。」 「これ室戸のゴロゴロ石でしょ。
持ってきたのかな?。 まじまじみたら、デカクて丸いね。」 「ダチョウの卵?、恐竜の卵みたい。」
「・・・・・・・、うーん、そっくりだね、はは。」 「あれれ、これなに?。」 「食わずの貝?。」 「ひょっとして、貝の化石。」
「そりゃ、食べられないよ、お大師さん。」
讃岐の73番出釈迦寺。 ここで、室戸の「ごろごろ石」を発見。
重たくて、恐竜の化石みたいです。 そして、なんと「食わずの貝」もありました。
○食わずの貝「唐浜化石」(村上護訳「四国遍礼霊場記」より)
この谷にくわず貝といって土の貝になったのがある。
これは大師がここの浦人で貝を持って来た者に逢われたとき「それをください」と乞われたが、 浦人は「人のくわぬ貝です」と答えた。
大師はこの浦人の慳貪なのを憐れんで、また後世のために加持されると、
それ以後は煮ても焙物にしても食べられる物とならなかったので、谷に捨ててしまった。
それが今の世まで石貝となってある。彼の浦人も恥ずかしがり、また有難がり仏門に入った。
土州安喜郡 神峰寺のふもと、とうの浜という所に漁人あり。 昔遍礼人、その多く貝をとるを見てその漁人に、貝を乞うけるに。
その漁人この貝はくわず貝とゆうて やらざりしかばおいはらうなり こののち この貝みな石となりて、くわれざる物になりけり
漁人も驚き いまの僧は大使なると、恐れやむみ貝を谷にすて 皆同時に発心しける。、、、、、
○化石を奉る祠?。
唐浜化石(俗称食わず貝)といわれる、お大師さん伝説の「神峯寺の食わず貝」です。
土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の唐浜駅前に、
四国番外霊場の唐浜化石(食わず貝)出土地の案内板があり、
さらに、この案内板の右手を見ると階段があり、あがるとこの化石をお祀りした祠があります。 |