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「おーい、おーい、おーい、なに見てるの?。」
「め、めずらしいものが、ここに。
座ってるんだよね、座ってる。
ほら、お地蔵さん。」
「おっ、ほんとだ、立ってないね。
へー、色つきじゃん。
色がついているから「かわいい」。」
「・・・、か、かわいい?。」
「うーん、「やさしい」にしてくれる、おねがい。」
「あれれ、こっちに変なものが。」
「はー、変?。
こんどは、なに?。」
「十大弟子って書いてるよ。」
「釈迦の弟子達だね。
ほら、シャリシーいるじゃんか。」
「なに、そのしゃーりしー?。」
「・・・・、般若心経じゃん。」
「・・・・、なに?。」
「もう一回、巡りなさい。」
「・・・・、なんで。」
阿波の18番恩山寺。
山門?をくぐり、右手、納経所の方角に、十大弟子堂(地蔵堂)があります。
いつも立ち姿(歩く姿)で衆生を救ってくれる地蔵菩薩が、すわっています。
非常に珍しいです。
さらに、色つき(極彩色)です、そしてやさしいお顔をしています。
両脇に立像のお地蔵さんと、千体地蔵?がバックアップしています。
このお地蔵様のとなりに、釈迦の十大弟子が、こんどは立っています。
「般若心経」に登場する、「舎利子」もいました。
弟子達も極彩色でした。
ちょっと壊れたままが、さびしいな。
○勝手に解釈。
閻魔大王=地蔵菩薩=釈迦如来なので、
釈迦の十大弟子を、十王にみたてて、地蔵菩薩の真後ろに配置かな。
○摺袈裟(すりげさ)。
陀羅尼(だらに)の功徳を一字一字彫った版木(江戸時代中期)で、刷られた白い紙の札。
・生きているときに役に立つ
患っているいかなる病気も治癒
滅罪生善(悪い事を良い事に変える)
・あの世に旅立つときに役に立つ
棺に入れてもらえば、極楽浄土へ往生出来る。
・ゾンビ?
閻魔大王が「死者が眠る墓にこの摺袈裟を掛け、1週間のあいだ供養すれば死者は蘇る」
・供養
後から御仏壇の中、墓の中に摺袈裟を入れると、亡くなった方の供養にもなります。
札所解説より。
「摺袈裟は別名は「袈裟曼荼羅」ともいい、僧侶が用いる袈裟の内に梵字で曼荼羅を書いたものです。
摺るとは「版木で印刷する」という意味で、袈裟とは「僧侶が行往坐臥(ぎょうじゅうさが)」(一日じゅう常に)身につけるお釈迦さま以来の法衣」です。
その袈裟に仏様を表す梵字や有り難い陀羅尼(仏様の功徳を説いた言葉)を書いたものが摺袈裟です。
所持すれば、陀羅尼の功徳によって患っているすかなる病も治癒し、滅罪生善(めつざいしょうぜん)(悪い事を良い事に変える)の為にはこれ以上の功徳のあるもの無し、といわれています。
昔、閻魔大王が「死者が眠る墓にこの摺袈裟を掛け、一週間供養すれば死者が蘇る」と説いたことに由来して、
古くから、亡くなった人の棺にこの摺袈裟ほ入れてあげれば、必ず極楽浄土へ往生出来るともいわれています。
それゆえ御仏壇の中に摺袈裟を入れると個人の供養にもなります。」
○釈迦の十大弟子。
舎利弗(しゃりほつ)舎利子
摩訶目?連(まかもっけんれん)
摩訶迦葉(まかかしょう)
須菩提(しゅぼだい)
富楼那弥多羅尼子(ふるなみたらにし)
摩訶迦旃延(まかかせんねん)
阿那律(あなりつ)
優波離(うぱり)
羅?羅(らごら)
阿難(あなん)
○空海の十大弟子。
真済(しんぜい)
真雅(しんが)
実恵((じちえ/じつえ)
道雄(どうゆう)
円明(えんみょう)
真如(しんにょ)
杲隣(ごうりん)
泰範(たいはん)
智泉(ちせん)
忠延(ちゅうえん) |