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「ここから天井の鳴龍がみえるけど、すげー、かっここいな。
パンパン、パン。
?????、
鳴かないよ、鳴かない。なんで?」
「そりゃ、お堂の中に入らないとダメだよ、真下で叩かないとダメダメ。」
「はは、そりゃそうだ、残念。
大師堂の絵画もすごいね、ここの札所は見所がいっぱいだよ。」
「もっと、みどころがあるんだけど。」
「なんだよ、また、仏像オタク?ご推薦。」
「はは、こっち、こっち、すげーやつがあるんだ。」
「なになに、なに。」
「弁財天。
それも「白龍弁財天」。」
「どこにあるのよ。」
「なつかしいところだよ、ここ。」
「えー、歩き遍路道じゃん。
なつかしいな、なつかしい。
それより、どこ。」
「あの六角形のお堂の中です。」
「へー、ここに、どれどれ。
あれ、ここの弁財天、琵琶もってないよ。
えー、腕がいっぱいあるよ、なんでやねーん。」
「仏像オタクからしたら、この弁財天が普通の弁財天なんだけどね。
おー、弁財天様が、ありがたやー。」
「あれ、この神様、どこかで見たことがありますよ。うーん、どこだっけ?。」
「琵琶湖の竹生島じゃない?。」
阿波の11番藤井寺。
本堂の天井に、鳴龍の「雲龍」があり。
そして、12番焼山寺への歩く遍路道の入口にある「白龍弁財天堂」。
歩き遍路道の入口近くの左手に六角形のお堂があり、その中で8臂の弁財天が待っています。
普通、弁財天といえば、「七福神」の弁財天が有名で、音楽の神様なので、琵琶を持っています。
だけど、ここの弁財天は、腕が8本あります。
あきらかに、みなれた姿ではありません。
普通の方は、ちょっと引いてしまうかも知れません。
ちなみに、この弁財天のご利益は、「金運や武術の上達、芸事の上達など」だそうです。
この姿の弁財天は、滋賀県の琵琶湖にある、竹生島にある、宝厳寺のものが一番有名です。
○大師堂
内陣壁画
大麻山暁色(東西)
印度サンチー第一塔北門浮彫(仏伝)より(正面)
高越山抱日(西面)
○「てら」
霊場で「寺」を「てら」と読むのはここだけ。
○奥の院「八畳岩(はちじょういわ)」
案内板より
弘法大師はかつて高野山開創の時、三七 二十一日の護摩修法をされ、護法神を定められんとして満願の日、大日如来示現して大師に告げられた「護法神は弁財天をもって最上となす」と、当山もこれにならい八畳岩の上位に弁財天を勧請して護法神と定められたのである。
本堂から2町入ほど入ったところに、切り出したのか、ころがってきたのか、いまにも動きそうな巨岩があります。
この上に、弁財天の祠があります、岩はどこから見ても、阿波の青石です。
ここの札所には、ここの弁財天と本堂近くの弁財天の二体がいます。
青石の参考 中央構造線。へリンク。
○かなりちがう。
藤井寺で本堂に向かっていたら、ここの祠から音がしたので、呼ばれたかと思い何年振りかに、まじまじと拝んでみたら、
「琵琶湖の竹生島」の弁財天はおばさん顔なんだけど、ここの弁財天はイケメン、男顔です。 なんでだろう。
○八臂弁財天が居る札所。
八十八の札所、なぜか弁天様がいる確立が高いです。
わかっている範囲で、
阿波の11番藤井寺
14番常楽寺?
伊予の51番石手寺(大師堂にある、お大師さんの手形の裏)
○別名
弁財天、弁才天、妙音菩薩
○出典
・「金光明最勝王経」に登場する場面。
「序品第一」
「四天王護国品第十二」
「大弁才天女品第十五」
常以八臂自荘厳 各持弓箭刀矟斧 長杵鉄輪并羂索
「善生王. 品第二十一」
「大弁才天女讃歎品第三十」
・「法華経」の「妙音菩薩品第二十四」には、
東方の妙音菩薩が三十四身に変化して、広く十方世界に法華経の教えを説いた。
妙音菩薩は三十四身で自由自在に法を説いたということです。
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