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「どこにも、ない、どこにも、ない。」
「だから。
だから、さっきのコンビニで済ませておいたらよかったんだよ。
う、うるさいの。」
「・・・・・・・・、ふー。
あっ、よかった、あと500mぐらいで、
トイレありそうなところに着けそうだから、大丈夫かな、はは、ふー。
えっ、えー、トイレ無し、トイレなしー。」
「・・・・・・・・、だから、だから、知らない。
どこかで、お花摘みでもしたら?。」
「えっ、こんなところで、は、はずかしいよ。」
「はー、1回経験したら、どうってことないよ、ふふ。」
「・・・・・・・、ふー。
く、く、くー、もうちっとです札所が、あそこのこんもりとした森が、札所。」
「札所だと、いいけどね。」
「そ、そんな、くー。
タラー。
変な、冷や汗が。
タラー。
うっ、うっ、作用反作用。
急ぎたい、急げない、うう。
うっ、うっ、作用反作用。
うー。」
「・・・・・・・、私、先に行って、待ってるね、それじゃ。」
「そ、そんなー。」
いやいや、こればっかりは、いたしかたなし。
朝食の何かがお腹を刺激しているとしか思えません。
だけど、トイレなし。
非常事態です、後のことを考えたら、お花摘みどころではありません。
一歩一歩、急げば急ぐほど、作用反作用で、振動が伝わって、ブレーキがかかるのでした。
すっかり、出したら、地獄から天国でした、はは。 |