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「お遍路さーん、お遍路さーん。」 「誰か、呼んでません?。」 「はー、聞こえないよ?。」 「空耳かな?。」 「イヤーマフしてたら、聞こえないか、はは。 あそこで、おばーさんが呼んでるよ。 お接待じゃない?。」 「久しぶりじゃない、お接待。」 「そう言えばそうだな、真冬は、寒くて人の気配無いからな、 人影も久しぶりだね。」 「こんにちわ。寒いですね。」 「お遍路さん、寒いのにご苦労さん。 これ、お接待。 重いけど、ごめんなさい。」 「うっ、みかんに餅?、うっ、ありがとう。 ザックに入れてみたものの、お、重いよー。 重い。」 「あんたね、人のご行為を、お接待を、 何ということを言うの?。 そんなことを言うもんじゃありません。」 「うう、反省します。 だったら、半分もってください。」 「えっ、なに?、それはあんたの仕事でしょ。」 「し、仕事?、なんじゃ、それー。」 「しかたないな、ふふ。 みかん、あんたの胃袋に入れて運んだら。」 「おー、それは名案、はは。 うっ、寒くて皮むけません、トホホ。」 お遍路のお接待。 お接待=人なので、人影が少なくなる冬場は、 お接待も少なくなります。 それと、この時期、みかんの産地を移動したら、みかんがお接待。 そして、お正月を過ぎれば、お餅が追加されたのでした。 |