| 「どっちに行けばいいのでしょうお大師さん。 道に迷うのがお遍路さんでしょうか。 うう、地図がわかりにくいんだよ。」 「それって、地図のせいにしてませんか。 読解力が無いだけでしょ。」 「・・・・・・、だったらあなたが地図見て下さい。」 「そんな約束してませんからイヤです。」 「や、約束、なんだよそれ。」 「・・・・、もー、またけんかして、お大師さんに起こられるよ。」 「はは、いつものことですから、ストレス発散です。」 「気にしない気にしない。」 「・・・・・・、迷わされたほうは気にしますけどね、ふふ。」 「もしもし、あんたの相方、今日はかなり怒ってますよ。」 「えっ、怒ってますかね、いつものテンションですよ。」 「あれあれ、あれ、相方の影みてくださいよ。」 「うっ、かなりゆれてますね、ま、まずいな。 どこかで饅頭買うしかないですね。 買えるまで付き合って下さいよ。 同行六人ですよ。」 「・・・・・、ふー、ちょっとここでしばらく休憩するので、お先どうぞ。」 「えー、えー、そんなー。」 「なに、そこでブツブツ、いってるの納経してきたよ、さっさと荷物背負えよ。」 「うう。」 「そんな目で見られてもね、それじゃ。 気おつけて。」 「はは、はー。」 何回見てもわからないときはわからない遍路地図。 半分以上思い込みがあるから、迷ってしまうのでした。 |