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日が当たるベンチはポカポカしていいな、はは。
「こんにちわー。」
「あっ、こんにちわ、ここ空いてますよ、どうぞ。」
「ありがとう。」
「歩きですか。
はは、歩きです、朝から寒いですよね、今日は。」
「寒い、寒い、昨日から寒かったです。」
「どうしたんです。」
「はは、泊まった所がね、・・・。
布団が一枚で、薄くてね、寒くてね。
絶えられなくて、レインウエア着て寝ましたよ。
それに隣のいびきが聞こえてほとんど寝てないんですよ。」
大変なところに泊まったんだな、どこかな。
距離と時間からしたら、あそこだな、たぶん。
「これこれ、これ見てくださいよ、これが朝食ですよ。」
「えー、おにぎり一個なの、えー。
「そりゃ、ないですね、パワー出ませんよ。」
「でしょう、それがね、夕食もすごくてね。」
・・・・・・・、(聞いたけど書けません。)
「うう、えー、そんなことが、大変だったですね。
そのお宿、たしかネットにも載っていましたよ。」
「えっ、ネットって、Webに、えー、そうなの気がつかなかった。
知ってたら、泊まらなかったのに、えー。」
「それも修行ですよ、お大師さんがそこに導いたんじゃないの。」
「えー、やめてくださいよ、お大師さん、はは。」
某札所の近くにある民宿で、散々な目にあった、
おねーさん(おばさん?)一人。
納経所でも散々、聞いてもらっていたのに、
さらに私にもしゃべる、しゃべる。
よっぽど、散々な目にあったみたいです。
その民宿、ネットにもかかれているところで、
絶対に泊まりたくないところにしていたから、泊まっていません。
話を直に聞いたらすごかったです、
かききれないほどの話を永遠としてくれたおねーさんでした。 |