お気楽、お四国巡り 歩き遍路 区切

観音寺と書いて、かんおんじ。おぼえてね、お遍路さん。

「あんた、お遍路?。
お遍路さんみたいだから、これどうぞ。
おいしいよ。」
「あっ、ありがとう?。
御接待もらうの久しぶりだな、はは。
今日は、いい天気ですね。」
「ずーと、天気だけだよ。」
「・・・・・。」
「次の札所、2つ一緒だから楽だよ。
お遍路さんもたまには、楽しないとね。」
「はは、そうですね。
確か、「かんのんじ」と、えーと、なんだっけ?。」
「68番、「じんねいん」だよ。
それとね、「かんのんじ」じゃなくて、「かんおんじ」ね。
ここの町名も「かんおんじ」、おぼえてね。
それじゃ、がんばってね。」
「えー、「かんおんじ」?。」

讃岐のダブル札所、
68番神恵院(じんねいん)と69番観音寺(かんおんじ)。
観音寺はすぐに名前が出てくるけど、神恵院がなかなか出てきません。
それと、観音寺と書いて、「かんおんじ」です。
観音寺市(町名)も、「かんのんじし」じゃなくて、「かんおんじし」でした。

○読みがな

・二つの漢字読み

1.玄奘三蔵訳(602~664年)「観自在菩薩」(かんじざいぼさつ)
2.鳩摩羅什訳(344~413年)「観世音菩薩」(かんぜおんぼさつ)

1.意味から

梵名「アヴァローキテーシュヴァラ」

アヴァ(遍く)

ローキテー(見る、見た)

シュヴァラ(自在者-自己を同一化する能力)

2.経典から

・「般若心経」・・・・「観自在菩薩」

仏説摩訶般若波羅蜜多心経

観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空度一切苦厄

・「法華経」・・・・・・「観世音菩薩」

妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五

爾時無盡意菩薩即從座起。偏袒右肩合掌向佛而作是言。世尊觀世音菩薩以何因縁名觀世音。

結局、これもサンスクリット語の経典の原本をみないとダメなんでしょうか。

・唐代に、

「世」の文字が二代皇帝太宗李世民の名(諱)の一部であったため、
避諱の原則により、唐代は「世」の文字は使用できなくなった。
そのため、「観音菩薩」(かんのんぼさつ)となり、唐滅亡後も、この名称が定着した。

○札所

阿波の16番 観音寺(かんのんじ)
伊予の40番 観自在寺(かんじざいじ)
讃岐の69番 観音寺(かんおんじ)