えーと、この近くにあるはずなんだけど、わからないな。
「また、迷子になったの、今日、二回目だね。」
「うう、初めての、初日のお遍路だから、そこは、大目に見てよ。」
「じゃ、なにをさがしているの。」
「札始大師堂。
衛門三郎がお大師さんを追いかけて、ここで初めて札を打ったところなの。」
「へー、そうなの。
納め札に、なんて書いたのかな?。
まだ、このころ強欲さが抜けきっていないから、
すごいこと書いたんじゃないの?。」
「・・・・・・・・、ふー。
納経は、どこでしてくれるのかな、誰もいないよ。」
「えー、記念スタンプ押せないじゃん。」・・・・・、数十日後。
「おー、おー、おー、また来ましたよ。」
「あっ、おぼえてる、何という人だっけ?。」
「・・・・・・、えー、えー、えー。
ふー、納経してもらいたいから、お寺はどこだ?。
ちょっと、離れすぎてません。
ここかな?。」
「おつとめしないの?。」
「・・・・、ふー、納経所はどこ?。」
「あそこに、誰かいるよ。」
「あのー、ここで札始大師堂の納経してくれるって聞いたんですけど?。」
「ここですよ、どうぞ。
さらさら、さら。」
「ふー、これで歩き遍路の納経帳が完成ですよ、ふー。」
「おっ、お姿もあるの、ほー、ほー。
これお大師さんだね?。」
「へー、こっちの方は誰?。
えー、えー、えー、あんたね、もう一回、歩きする?。」
「な、なんでー、もいいいよ、ふふ。」
お遍路さんは、衛門三郎を外すことが出来ません。
遍路でよくとりあげられるのが、この大師堂になります。
衛門三郎が、お大師さんを追いかけている、
痕跡を残すために残したのでしょうか、うーん、わからんな。
○札始大師堂。
別名「小村大師堂(こむらだいしどう)」
衛門三郎が一夜、弘法大師の帰来を待ち、翌朝、木を削いで札を作り、
自分の名を記して堂に納めたという伝承があります。
だから、これが納札の始まりと言われ、この堂を札始大師堂と呼ぶようになったそうです。
「四国霊場遍路開祖衛門三郎札始大師堂」の石碑があります。
「衛門三郎。札始大師堂」google map へリンク。
○納経
納経をもらおうとしたら、「大蓮寺(だいれんじ)」になります。
方角がちょっと違いますので、ご注意ください。
以前は、大師堂に納経の方がいたそうです。
○青岸山 大蓮寺
場所 愛媛県松山市東方町甲902-1
電話 089-963-2769
宗派 真言宗豊山派
本尊 十一面観音菩薩
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