|
「いやいや、いや、ここまで遠かったね。
なんでこんなに遠いの、ふー。
はは、まだ明日も遠いよ、遠い。」
「えー、まだ遠いの、なんで、こんなところを歩かないといけないの、もうイヤ。」
「はー、そんなこといってもね、歩きたいと言ったの、あなたですよ。」
「うう、あの時、弾みで、勢いでいったんですけど。」
「はは、それはそうと、明日のことなんだけど、途中にお店が全然無いんだよね。」
「えー、それどういうこと。」
「地図見たらね、昼食の時間時に、食堂が無いんだよ。
それと、途中に、お店がないんだよ。」
「えー、コンビニもないの。」
「ありません。」
「えー、お腹すくよ、イヤだー、帰る、帰る。」
「はー、帰るっていわれてもね、あと10日で結願できそうだよ。」
「ううう、どうにかしてってお大師さんに頼んでよ、お昼。」
「うーん、お弁当頼めるか聞いてみるよ。」
「お大師さんに?。」
「はは、おじさんにね。」
「あの、あしたお弁当作ってもらえませんか。
昼時にどこにも、食堂が無いんですよ。」
「うーん、あそこはお店すらないからな。
うーん、今は寒いから大丈夫かな。
作りましょう。」
「えー、ありがとう、おじさん。
ひょっとして、あなたは、お大師さん?。」
「はは。」
お遍路の道中で、途中にお店が無いところが数箇所。
昼食が出来そうも無いところも数箇所ありました。
人それぞれのペースがありますので、タイミングが合わないときもあります。
この時道中で、一回限りのお弁当です。
夏場などの食中毒が怖いときだったらダメだつたらしいけど、真冬なので作ってくれました。
食べたとき、すごくおいしかったです。
ありがとう、おじさん。 |