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「コン、コン、コン。」
「ちょっと、さっきからなに?。うるさくない?。」
「コン、コン、コン。」
「はー、なんのこと?。」
「コン、コン、コン。」
「それそれ、杖をつきすぎ。
音が大きいんだよ、耳障りなの!。」
「えー、なんでだよ。
心地よい響きだよ。
コン、コン、コン。」
「うう、うるさいよー、うるさい。」
「機嫌悪いな、なんでー?。
ひょっとしてお腹すいてる?。」
「うう、ト、トイレなの。」
「・・・・、トイレないよ、この近く。」
「うう、お花畑に、ちょっと行ってきまーす、みはりよろしく。」
トイレの場所を巡っているのか、
札所を巡っているのかわからなくなってくるのが冬の遍路です。
トイレがなかったら、もう仕方ありません。
お花を摘みに行くしかありません。 |