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「ここから来た道をもどるのかよ。
「気分的にイヤだな、なんで来たところを歩かないとダメなの。
「そういわれてもですね、この道がベストらしいんですけど。
「「らしい」、らしい?だけで、私を歩かさせるの、もうイヤ、帰ります。
「あの、あの、その帰りますの雄叫び、何回も聞きましたが、
歩き遍路したいといったのは、あなたなんだよ。
「・・・・・・、ホホホホホ。
歩きますか、ホホホホホ。」
「あれれ、なんか景色が違いますね。
通った記憶はありますが、景色がちがいますね。
太陽の方角がちがうからだな。
やじる看板があるけど、こっちかな。」
「バキバキ、バキ。」
「ちょっと、さっきの音、道が間違っているサインじゃないの、ちょっと。」
「えっ、なにか言った、気のせいじゃないの、はは。」
「あれれ、ここ通りましたかね?、・・・・。」
「通ってませんよ、たぶん。
たぶんじゃダメだから、確認するかな。
えっ、ここに民宿があるけど、見覚えないな、まずね、迷子かな。
朝早いから、誰もいないよ、こりゃ、まずい。」
「あっちゃ、あのソワソワ、迷ったな、こりゃ。」
「あっ、人影?。」
「あの、この道を進むとどこへ出ますか、土佐清水の町。」
「うっ、うっ、ごめんなさーい。
引き返しです、トホホ。」
「・・・・・・、何回間違ったら、気が済むの?。」
「お大師さんが気が済むまでです、はは。」
「失敗をお大師さんのせいにするんじゃないの、はは。」
「ごめんなさい。」
南国土佐の38番金剛福寺から39番延光寺への行程。
足摺岬の東側から入り、38番
金剛福寺へ、
そして、39番延光寺へ。
足摺岬での、39番延光寺ルートも、入りと同じく3ルートあります。
定番は、東側から入り、東側から出るルートになります。
打戻りはイヤだとおもっていましたが、景色が違っていたので、けっこう楽しめました、
さらに一本道だと思いこみすぎて、迷子でした。 |