「目印があそこに見えるから、ここのまま進めば行けそうだよ。」 「その言葉に何回だまされたことか?。」 「ふー、だんだん近づいてきたな、調子良いよ。」 「調子良いように感じているだけでしょ。」 「おー、もうすぐだぞ。」 「そんなにすぐ着けば、楽できますよ。」 「ふー、えっ、農耕車優先?。」 「ここは、農道でしょ、農道。 正規の道を走らないからじゃん。」 「さっさと、元の、普通の道にお戻りください。」 「・・・・・・、歩き遍路みちだったのになー、農耕車優先と書かれちゃったら、 出るしかないね、はは。 それで、どっちに行けばいいの?。」 「あそこの橋が見えているから、あそこじゃないの?。 戻っても農道はしるんだったら、さっさと突っ切ったら?。」 「えっ、ふー、はは。」 札所への道程で、ときどき農道を使う、使わざるをえないところがあります、 だけど、そこでは「農耕車優先」(高知の南国市?、野市?)の看板が、ちょっと引けましたが、 これいじょう戻って農道を走るよりも、突っ切ったのでした。 ごめんなさい。 |