「うう、やっと着きました、やっと。」 「・・・・・・・、何時間かかったんだよ、おい。 腰がイタイ、痛いんだよ、おい。」 「・・・・・・、ふー、なにか言いました。 こっちは、駐車するのに精一杯なんですけど。」 「はー、なんで、こんなところサクって留められるでしょ、サクって。」 「うう、うう、あの車が邪魔なんですけど。 ハンドル切ったら、絶対あたりますよ、あたります。」 「・・・・・・・・、そりゃ、大変、ガンバッテね。 うう、うう、うー、なんで、こんなこんなところに留めてんだよ、おーい。 ムカツク、ムカツク、ムカつくんだよ、くそー。」 「・・・・・・・・・、平常心、平常心でお願いします。 えー、前に来たときにも、ここに留められていたよ。 その前のときにも、留められていたよ。 これで、3回目、全部同じ車です。 だ、だれなんだよー。」 「お遍路さんじゃないの?。」 「三回ともぶち当たらないでしょ、ふー。 やっと、完了です。 左右に車がなかったからよかったけど、あったら絶対無理だね、はは。 それにしても、誰かな?。」 何回来ても同じところに繰るのが鎮座している。 県内ナンバーなんですが?。 お遍路さんでしょうか、それとも地元の人でしょうか。 境内に人影なし?でした。 留めている人には、この苦労わからないでしょうね。 |