「順打ちしていると、讃岐の香川へ来たら、太陽の反対側だから、焼けなくていいね。 「ほんとほんと、いいところです。 こんがり焼けたら大変ですからね、ほほ、ほっ。」 「変な笑い方やめてくれる。 えーと、ちょっと今日はルートの順番変えてみるかな、66番から68、69番と打って、67番へ、そして70番かな。」 「なんで、そんなうち方するのよ。」 「いやー、こっちが効率がいいかなとおもって。 67番から68・69番は、方向的に逆戻りなんだよね。」 「おー、こりゃ、いいかね、これいいかもしれないよ。 ほー、ほー、いいかも、速いよ、もう67番へ来ちゃったよ、ここから70番だな。」 「あちゃー、こりゃ、どうしたものか、ナビの画面が見えないぞ、こりゃ。 太陽光線がナビに直撃じゃんか、くそー、全然見ない、どうすりゃいいんだよー。 初めての道は、わからねーぞー。 なんか、相方も叫んでいるけど、それどころじゃないぞ、どうにかしてー。」 「うう、うう、これはどういうことでしょうか、うう、これは、どういうこと。 私のほうへ太陽がわらっていますが、これはーどういうこーと、まぶしい。 焼けちゃうよー。 うう、いつもだと、太陽を背にしていくはずの札所が、真横から直撃だー。 なな、なんとかしろよー、焼けるー。 ちょっと、ちょっと、聞いてる?。 なに、固まっているのよ、ひょっとして迷子。」 ちょっと新ルート探索のために、走ったものの、ナビに太陽光線が直撃です。 |