相続と聞くと、遺産をめぐるトラブルを想像しがちですが、実際には相続手続の複雑さ、煩雑さに戸惑われて相談に来られる方がほとんどです。
相続手続と一口に言っても、その内容は実に多岐に渡ります。
不動産、銀行口座、車や株の
名義変更、遺族年金の手続・・・
そして、各々の手続に必要な書類の取り寄せ・・・といった具合です。
行政書士など、専門家でないかぎり、複雑多岐に渡る相続手続を前に
「何から手をつけたらよいのだろう」と途方に暮れてしまうのが通常です。
また、手続きのために出向かなければならない機関は、市役所をはじめ、
裁判所、社会保険庁、銀行など数多く、このような機関は平日でなければ
手続できないところがほとんどです。さらに厄介なことに、相続手続きには、
期限が定められているものが少なくないのです。
手続の複雑さに加えて、手続きのために多くの時間や手間を取られてしまうことに
負担を感じる人は少なくないはずです。
このように相続手続が厄介であるのは、人が一人亡くなるということが
とても大きな出来事であることの証でもあるのです。