猫ちゃんのオーナー様へ
[1] 室内飼いの猫ちゃんで大変人見知りの激しい子がいます。このような猫ちゃんは大体次の二通りのタイプに分かれます。まず、人見知りは激しいけれどもとても寂しがりな子、そしてマイペース型の子です。前者は、好奇心の強い子もあてはまりますが、知らない人であるはずのシッターでもお留守番の寂しさのあまり擦り寄ってくることがあり、後者は押入れやお気に入りの場所で息を潜めていることがほとんどです。人見知りの激しい子の場合、事前にシッターの匂いのあるタオルなどをお渡しすることも出来ますので、ご相談下さい。
[2] シッターは無理に抱き上げたり触ったりすることなく、猫の自発的な行動に任せて、給餌やトイレ掃除などの作業を行ないますが、極端に激しい人見知りの子の場合、シッターの存在自体がストレスを増大することもありますので、ご指示通りの作業を終え一旦家の外に出て、数十分待機します。その後食事をしたかどうか、トイレを使った形跡があるかなど元気でいることを確認し、1時間に満たない場合でもシッティングを終了する場合があります。
[3] 知らない人(シッター)に対して攻撃的な行動に出る恐れのある猫ちゃんの場合は、事前にその旨ご連絡下さい。またシッティング前には出来るだけ、爪を切っておいて下さい。
[4] お散歩を必要としない猫ちゃんのシッティングは基本的に1日1回で大丈夫です。但し、普段1日2回以上回数を決めて給餌されている猫ちゃんの場合、いきなり回数を減らして1回の量が増えると、下痢や嘔吐の原因となりますので、1週間から10日前あたりからすこしづつ1回の給餌の習慣に慣らしてあげて下さい。方法はシッターにご相談下さい。
[5] 猫は比較的お留守番のストレスは感じていない子が多いようです。真夏時の暑さも犬よりは平気で過ごしていますが、換気と水分補給には十分注意が必要です。
[6] 換気のため、終日小窓などを開けておく場合、猫は網戸を自分で開けてしまうことがあります。防犯上のこともありますので、二重ロックや網戸が開かない工夫をお勧めします。