4 月 の 日 記 [4]
4月某日:

毛がぬけて来た
題名を読んでドキッとされた方、すみません。もちろんりゅうの話。りゅうはこのところ毛が抜け始めている。仔犬はふわふわした柔らかい毛で覆われていて、触れるだけでその幼さや愛らしさを感じることが出来る。それは人間にも他のペットにもいえることで、毛艶はそれほどではないにしても脂っけがなく、空気をたくさん含んだふわふわした手触りといいした手触りとちょっとミルクくさくて甘酸っぱい匂いはそれをどうにかして保護してあげたいという気持ちにさせられるものだ(少なくとも私にはそうなのだ)。その毛が抜け始め、ゲージの隅やフローリングの床のそちこちに玉になっている。
それを見た妹は
「パピヨンってすごく毛が抜けるらしいよ。」
と言い出した。でもまだりゅうを家に迎えるかどうかを検討している時に、ショップの方で聞いた限りではアンダーコートを持つ犬種よりシルキーコートの犬種の方が毛が抜けにくい、と言われた記憶がある。妹が言うには、彼女の会社の同僚の知人がパピヨンのブリーダーをしていてそこからの情報らしい。しかも何冊か犬種に関する本を読んでも、毎日ブラッシングは欠かさないこととか、シャンプーは月に1,2回でカットは特に必要ないなどの記述はあっても抜け毛が多いとの解説は読んだことがない。手入れは比較的しやすいとまで書いてある本もある。ここはプロの言うことを信じて、本物のシルキーコートが生えてくるのを楽しみに待っていようと思う。それに今のところ我が家ではりゅうの抜け毛より、3匹の黒猫の抜け毛の方が被害大なんである


4月某日:

お食事会で…
今日は夕方から以前勤めていた会社の同僚10名ほどと覚王山の創作料理店で食事会。メンバーは去年の10月まで同じ部署で働いていた仲間。とは言っても、別部署へ派遣されていた社員もいるので、同じ部署に所属していた、といった方が正しい。今は細かく分かれているあちこちの部署に皆転属となり、こうして顔をあわせることはほとんどない。このうち私を含めた3名がこの数ヶ月間に退職したので、その送別会も兼ねての食事会だったが、久しぶりに逢って話もはずみ、料理もおいしく、特に私はこのところ大勢の人と話をすることがないのでとても楽しかった。

もちろん私はデジカメと携帯電話のカメラで撮影したりゅうの写真を見せびらかした。メンバーのひとりは以前、パピヨンを飼いたいといっていたので、ことさら熱心にそのかわいらしさをアピールしておいた。

10時に散会。またの再会を約束して、お店の前でみんなと別れる。