4 月 の 日 記 [3]
4月某日:

お散歩デビュー
朝9時30分、いよいよ始めてのお散歩に出発。我が家は目の前(というかバルコニー側)が名古屋市の管理する公園になっている。お散歩デビューには最適な環境なのだ。もちろん、こんなこっまいワンコを連れていきなり車のビュンビュン通る道を歩くことはできないので、まずはこの公園へ連れて行くと決めていた。リードはこうすけのお古のハーネスとリードが一体になった紐状のもので色はブルー。ハーネス部分に前肢を通し、リングで締める。そのリングがずれないよう抑えるためにキティちゃんがついている。猫用なのに小さなりゅうにはぶっかぶか。家でそのハーネスをつけている時、りゅうはもちろんこれから散歩に行くことなど全然理解していない様子だったのだが、抱っこしてマンションの廊下に出たところで、いつもキャリーバッグに入って外出するのと明らかに違うことに興奮し始め、エレベーターの中ではショップで初めて出会った日のように回転しだした。マンションのエントランスから公園入り口まで約15メートルは抱っこしたまま。その間、りゅうはしきりに鼻をくんくんさせていた。

公園の入り口を入ったところで、りゅうをそっとおろす。するといきなり私の足にしがみついた。と思ったら、今度は急に走り出した。これの繰り返し。停まったり、走ったり、停まったり、走ったり…。大げさではなく途中で目が廻り始めて、肩で息をしなくてはならなかった。怖がっている様子は全然ないのだが動きが細かすぎて、ヘタに動こうものなら踏んづけそうになる。公園の広場で、好きなようにさせておいたら、好奇心にかられて足を踏み出してみるものの、私の方を振り返ったり、ちょこちょこ戻ってきては私の陰に隠れてみたり、そうかと思うと急に駆け出してみたり。それでもとても楽しそうな表情で、見ているこちらまで楽しくなってくる。

朝のお散歩は初めてということもあって、約15分で終了。
夕方は抱っこしたり、ちょっと歩かせたりしながら、買い物がてらりゅうをお世話していただいたぺットショップまで片道10分歩いてみる。車道を走る車を怖がる様子はないもののやはりちょこまかしすぎて、いわゆるお散歩ではなく、街の風景を見るツアーになってしまった。
まだちょっと普通のお散歩には早すぎたようだ。


4月某日:

抗体検査
かかりつけの獣医さんの方から待ちに待った抗体検査の結果の連絡があった。 検査の結果はオールOK。ジステンバーもパルボウィルスも問題なく抗体が出来ているとのことだった。抗体検査の結果は電話で受けたが、次回通院した際に書面でいただけるとのこと。これでいよいよお散歩デビューだ!!