「ブリジット・ジョーンズの日記」
BRIDGET JONES's DIARY
主演/レニー・ゼルウィガー、ヒュー・グラント、コリン・ファース 他
原作・脚本・製作総指揮/ヘレン・フィールディング
音楽/パトリック・ドイル
監督/シャロン・マグワイア
2001年ユニヴァーサル映画製作/ミラマックス・フィルム配給
イギリスの大ベストセラー小説の映画化作品。公開当時は世界中の若い女性達から喝采をもって迎えられたラブ・コメディー。いつの世も常に恋愛が最優先事項のヤングレディーたち。揺れる心に支配されながら一喜一憂しつつ毎日を暮らしている大勢の女性達の葛藤や不安を代弁するかの様なストーリーは男達が観ても切なくなる。でも、可愛くて楽しい映画だ。
32歳をシングルで迎えてしまったブリジットは新年にあたり人生の目標をたて日記をつけ始める。その決意とは単純に減量と素敵なボーイフレンドの獲得だけなのだが・・・。
勤務先のイケメン上司(ヒュー・グラント)にもてあそばれる中、以前紹介されたことがあったバツイチの弁護士(コリン・ファース)に再開する。2人の間で揺れ動く彼女の心と、未完成な人生経験が巻き起こす騒動を実にキュートに演じているのが私も大好きなレニー・ゼルウィガー。
ブリジットは自由奔放な現代っ子。過ぎたアルコール摂取とタバコ。女友達と夜な夜な出掛けては二日酔い。体重も増え続け気がつけば三十路越え。どこの国にもよくありそうな人物設定が同感を呼んだのかな。フィットネス・クラブで減量に励むシーンも可笑しい。
英国の現実社会でもある弁護士らの住む上流社会とブリジットたちの労働階級との対比をうまく利用した揶揄にセンスを感じた。
主演のレニー、実はこの役を引き受けるにあたって実際に体重を増やしたそうだ。
個人的には太めの女の子が好みなのでこの作品でのレニーが一番好き。
世に言う「美女」ではないものの可愛らしさや素直さが感じられる女優であり、しかもそこにセクシーさが加わっているあたりが何ともいえない。2年後に「ブリジット・ジョーンズの日記/きれそうな私の12ケ月」という続編が創られたことでもこの作品がいかにみんなを楽しませてくれたかがわかるだろう。
ブリジットみたいな女の子って案外身近にいるんじゃあないのかなぁ・・・・?
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