BLUE JAY WAY
(ブルー・ジェイ・ウェイ)
Harrison
DATA
Recording Date:  1967年9月6日録音
Recording Studio: アビーロード・スタジオNo.2
Running Time:   3分50秒
John Lennon: タンバリン
Paul McCartney: ベース/バック・ヴォーカル
George Harrison: ハモンド・オルガン/ヴォーカル
Ringo Starr: ドラムス
Others: (セッション・ミュージシャン) チェロ
マジカル・ミステリー・ツアーで唯一のジョージ単独作品。9月5日からの「アイ・アム・ザ・ウォルラス」のレコーディング・セッションの中で翌6日にこの曲のベーシック・リズム・トラックがレコーディングされている。
'67年の夏にパティーと共にロサンゼルスに出掛けたジョージは彼等の借りた家に後から来る事になっていたビートルズのプレス担当デレク・テイラーを待っていたが、深い霧で道に迷った彼を待つ間に書き上げた曲である。歌詞もその状況をありのままに綴ったもので、「どうかこれ以上待たせないで」と繰り返す。タイトルのブルー・ジェイ・ウェイとはその家のあった住所にある通りの名前である。
サウンドはレコーディング・エンジニアのケン・タウンゼントによるフランジングを使った幻想的なイメージでインド音楽に傾倒していたジョージらしくすごく謎めいた仕上がりになっている。映画の中のシーンでは地面にチョークで描いたキーボードを弾くジョージの後ろから車のライトが徐々に迫ってくるというシーンをプリズムを使ってサイケデリックに表現している。まさにミステリアスな音と映像である。曲のムードは「マジカル・ミステリー・ツアー」にうってつけの存在感だ。
戻る