我が家には、もうクリスマスケーキを愉しみにする年頃の小さい子どもは居ません。中学3年の息子は去年まで毎年買っていた洋菓子店のケーキを今年はいらないと言っていたので、それじゃいつもと違う手作りのケーキを作ってやろうかと私が毎月通っている料理教室でのクリスマスケーキ講座に申し込みました。すべてが文字通り手作りで、パン生地もはじめから自分たちで用意して焼くという徹底振り。しっとりと仕上げたために、丸くロールにする筈が少しつぶれちゃいました。
それでも苦労した甲斐があって、プロが作ったケーキとはまた違った意味でひと味ちがう大人の味になりました。それは甘さをおさえたクリームとパン生地に隠し味として入れてある洋酒のなせる技。息子は言うまでもなく主人も義母も「美味しい」と言ってくれました。イチゴの酸味がもう一役かって食べた後のしつこさはまったくありませんでした。材料費などを考えればそれほど安価にできるわけではありませんが、費用対効果は圧倒的に手作りの方が勝っている様ですね。
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