ロック・エイジにお薦めのアンプ内蔵ギター「ピグノウズ」をレポートします。世界中のアーティスト達が使っている小型高性能アンプの製造メーカーが発表したAC電源で稼働する小型ギターは超優れもの。そのサウンドはまるでマーシャルやオレンジのミニチュア版。
ディストーション・サウンドを備えた380シリーズはコンパクトなボディーにも関わらず何と一人前にフィードバックしてみせる。
おまけにオーバー・ドライブ・モードまで付いていてブルースなんかの微妙な歪みを再現してくれる。
そのサウンドの秘密は自社のアンプで培われた技術を継承しているセンター・スピーカー。直径10センチ足らずのスピーカーなのに何でこんな凄いサウンドが生まれるのかミステリアス。
ボディー裏側にも音の逃げ道を造っていて、それが弾き手の身体をバイブする効果があり、それが臨場感をもたらす結果につながっているわけネ。また、ギターを身体から小刻みに離すとワウワウに似た効果も創り出せるという代物だ。
もちろん、アンプと繋げばエレクトリック・ギターとして機能するし、ヘッドフォン端子まで装備されているので一人で悦に入る事も可能。
ただ、強いて難点を挙げるとすれば、ショート・スケールのネックゆえにやや調律が不安定気味。
その辺りは弾き手の音感で対応できるので特に問題というほどのものは無い。このギターの持ち味は何といってもお手軽さだろう。いちいちアンプを立ち上げる必要もないし、弾きたい時にスイッチ・オンで即ロッカー!ってのが嬉しい。
シングル回路の200シリーズやトレモロアームが付いているものもあるけど、やっぱり「ピグノウズ」は380のディストーションに限る。これで決まりさ!
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