2005年11月3日実施
地元の子ども育成会の仲良し家族が集まって今年も秋のハイキングに行ってきました。当初9月頃を予定していたものが延びのびになってもうこの日しか無いっ、と文化の日に決行。
今回は場所だけ設定してあとはその場の成り行きでどうにでもなれという無謀とも冒険的とも言うか、ま、とにかく総勢35名の無計画ハイキングでした。
場所は桐生市から栃木県の足尾町までを走る渡良瀬渓谷鉄道にある温泉を抱える駅「水沼」です。
そこに部屋だけは予約して、その裏山のハイキングコースを目指そうと弁当持参で出発です。
前橋から私鉄の上毛電鉄で終点の西桐生まで。そこから徒歩でJR桐生駅に移動。しかしここで最初のハプニングが発生。約半分の家族が電車の料金を精算して外に出たころ、ふと掲示板を見るとワンデー・フリー・パスなるものの存在が発覚。これを使えば往復で500円近く割安になるのだ。
駅員にそれを買って使えるのかと尋ねると「もちろん」という返事。そして既に精算を済ませた家族にも払い戻しが利くというからさぁ大変。小さな精算口に皆が集まって15分もかけてそれぞれが切符を買い直す事に。途中、あまりの騒動に嫌気がさしたのか精算所のおねえさんが「もう売り切れ」なんて言い出す始末。そんな、まだ一日が始まったばかりだぜぇ。ったく、もう。
何とか騒動も終結し乗り替え駅に移動。すると今度は水沼駅までの電車が間一髪行ってしまった。次が1時間以上もあるので仕方なくその前の大間々駅止まりの電車で先に出発して歩こうという事になった。
これも最初の騒動からの連鎖的ハプニングだぁ!
さて、大間々駅に下りると何だか人の流れがある。みんなでとりあえずついて行くと「高津戸峡」という素晴らしい景色の峡谷が出現。高い橋から見える渡良瀬川と紅葉の始まった木々にみんな感激。
遊歩道はアップダウンの激しい過酷なものだが、何とか子どもたちもクリア。こんなにいい所なら今日はここでハイキングという事にしちゃおう!!!と即決。弁当を食べる場所を探しながら歩き続け、「要害山」という山の頂上でランチにありついた。
汗をかいた後のビールは最高でした。約1時間のお昼を済ませ再び大間々駅まで戻ります。仕上げは「水沼温泉駅」でゆっくり風呂に入って疲れを癒そうと電車を待つホームに次からつぎへと人・ひと・ヒト。こんなに乗れないぜと思うぐらいの混雑ぶりに唖然。県外ナンバーの観光バスがぞろぞろと乗り入れていました。(考えてみれば観光シーズンだったので当たり前ではありますが)
案の定、温泉は満員でゆっくりなんてしてられませんでした。それでも子どもたちと入った露天「かっぱの湯」は降り出した雨のおかげで空いていました。
帰りの電車が到着する前に見慣れない車両が入って来ました。観光シーズン中に運行されている「トロッコ列車」だそうです。乗るには予約が必要らしいですよ。
帰途についてとうとう幼稚園組の女の子が疲れて寝てしまいました。5時を過ぎたばかりだというのに既に桐生は真っ暗でした。例の騒動のあった駅に着いた時、電車が汽笛を鳴らして発車するところでした。これでこそ無計画の成せるワザってところかな!?。
次を待つ時間を使って夕飯を調達しました。
最初から最後までハプニングの連続でしたがとても思い出の深いハイキングを楽しめました。また来年もやるつもりだぁ。
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