シングル・コレクション・シリーズ その3
ビートルズはデビューから解散までに日本において合計43枚のシングル盤をリリースしている。ジャケットにはそれぞれその時代の流行やセンスが反映されていて独特な雰囲気が楽しめる。そのジャケットは基本的にすべて彼等の姿が中心で「ザ・ビートルズ」というグループが成長していく様子がよくわかる。当然彼等は音楽をメインにして活躍してきたが、同時にその時代のファッションをリードする事にもなった。マッシュルーム・カットに代表される彼等のスタイルはそのサウンドと共に当時の若者のそれまでの社会通念に対する反発を代弁してくれるものとして熱狂的に支持された。
ここでは彼等のリリースしてきたシングル盤を3回に分けて紹介したい。尚、43枚のレコードの内、ここでは彼等の解散する1970年4月までに発表されたものまでを紹介する。つまり'70年3月発売の「レット・イット・ビー」までという事になる。
この頃になるとリリースされるシングル盤の数が年3〜4枚ペースに移行している。'67年にいたってはたった2枚しかリリースされていない。特にこの時期は「サージェント・ペパーズ」の製作に没頭しており、彼等のレコーディング・スタイルがヒット曲をすでに意識しておらず、またその必要のないほどに不動の地位を築いていたからなのかも知れない。マネージャーのエプスタインの死後、彼らの活動は独自の価値観に乗っとったスタイルへと変化していく事になる。
OR-1445('66/1/15) OR-1510('66/4/15) OR-1529('66/6/15) OR-1578('66/9/15)
OR-1685('67/3/15) OR-1763('67/8/5) OR-1838('68/1/10) OR-1902('68/4/21)
OR-2121('68/9/14) OR-2207('69/3/10) OR-2279('69/6/1) OR-2301('69/7/10)
表記:レコード番号(国内リリース年月日)
オデオン・レコード/東芝音楽工業株式会社
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OR-2400('69/11/21) OR-2461('70/3/25)