| 事業計画をたてよう |
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不況のあおりを受けてか、新規事業の話題には事欠きません。特に雇用創出対策などにより、行政施策として起業を推進していることもあり、制度面、資金面においても創業支援の環境はずいぶんと整備されてきました。
しかしながら、新規事業がすべて成功しているかというと、必ずしもそうではなく、成功事例は圧倒的に少ないというのが現実です。ちなみに、起業後の退出率（廃業）をみますと、次のような統計になります。
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| 期 間 |
退出率 |
| 起業 〜 １年 |
３５％ |
| １年 〜 ２年 |
１８％ |
| ２年 〜 ３年 |
１５％ |
| ３年以降 |
１０％ |
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起業はしたがすぐに行き詰ってしまった、こんなはずではなかったなどの原因はどこにあるのでしょうか？私は少なからず起業における事前段階での事業計画の不備、ないし不足に起因する部分が大きいと考えます。
以降に、起業に際しての必要最小限の事前調査項目を挙げておきますので、参考にしてください。 |
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まず事業を開始するにあたり、次の項目を十分に調査検討しておくことが重要となります。
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| 項 目 |
検 討 内 容 |
| 業界事情 |
業界は発展段階にあるか
ニッチ市場があるか |
| ターゲットとする顧客 |
顧客層の分布、人口の分析 |
| 競合状況 |
競合他社の把握
他社にない差別化されたサービス |
| 社会的背景 |
その事業が発展する要因 |
| 創業の動機 |
夢があるか
自信はあるか
周囲の協力体制はとれるか |
| 事業の将来的展望 |
３年、５年後の事業を見据えているか
最終目標は何か |
| 事業の名称 |
名称はとても大事。インパクトある名称をつける
会社化する場合には、類似の名称では登記できない |
| 創業のタイミング |
まわりに競合事業が算入する計画はないか
社会的ニーズに合致しているか |
| 創業の場所 |
立地条件に左右される業界は、コストと効果をシュミレーション |
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次に、その事業の内容について明確に設計しておきましょう。
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| 項 目 |
検 討 内 容 |
| 事業の内容 |
商品・サービスの具体的内容
販売対象とする顧客
販売方法、サービスの提供の具体的方法
仕入ルート、仕入方法 |
| 事業のセールスポイント |
他社にない商品・サービス・ノウハウ
他社にない販売方法、仕入方法、対象顧客、顧客開拓方法 |
| 課題・リスクとその対処方法 |
差別化に欠けている点、懸念点
コスト、環境、
最悪を考える |
| 資金計画 |
必要な資金 ： 設備資金，運転資金
調達の方法 ： 自己資金，親族・友人からの借入，融資 |
| 損益計画 |
売上予測，仕入予測，収支予測 |
| 人員計画 |
正社員
パートタイマー |
| 実施スケジュール |
事業開始から３年をめどに、中期計画をたてる |
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以上の分析・調査を元に、具体的な事業計画をたてます。
なお、日本政策金融公庫から融資を受けようとする場合には、開業計画書の作成・提出が要求され、審査後に融資可否の判断がなされます。 |
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弊事務所では、起業に関する相談、書類作成、並びに提出を代理して行います。
お客様の事業形態にあわせ、事業開始までの各ステップをプログラムします。
また、必要に応じて日本政策金融公庫などの融資に関する相談や書類作成を行います。 |
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