ミニチュアフード・ローストチキンの作り方
フレーム
2009年3月11日(水)
ローストチキン

 お皿とローストチキンのミニチュアが完成しました。わりと美味しそうに出来たと思います。このローストチキンの作り方はミニチュアフード作りの基本でもありますので、同じ要領でいろんな物が作れます。石粉粘土で形を作って水彩絵具で色を塗るだけですから。お皿の作り方も簡単ですのでぜひ試してみて下さい。

2009年3月11日(水)
第7回 ローストチキンの作り方(3)

 ローストチキンの仕上げに入ります。焦げ目をつけたら完成です。
 水彩絵具の茶色とこげ茶色を混ぜて焦げ色を作ります。筆で塗っても良いのですが、今回は使い古しの歯ブラシを使ってみます。歯ブラシに絵具をつけたらローストチキンの表面に叩くような感じで色を着けていきます。あまり叩きが強すぎるとベットリと絵具が着いてしまいますので、軽い感じで丁度良い焦げ色まで何回も繰り返します。この方法ですとローストチキンの凸部分には色が着きやすく凹部分には着きにくくなるので、実際の焦げ目に近い表現が簡単に出来ます。
 これで完成としましたが、水性ニスを塗って表面の油のツヤを表現しても良いです。今回はあまりテカテカにしたくなかったのでニスは塗りませんでした。

2009年2月22日(日)
第6回 ローストチキンの作り方(2)

 石粉粘土で作ったローストチキンに色を着けていきます。使う塗料は水彩絵具の黄土色と茶色を混ぜたものです。適当に水で伸ばした絵具を筆で塗っていきます。特に気を使うことはありません。多少の色ムラや筆ムラも焼きムラの表現になります。
 この後、焦げ目の着色をするので若干明るめの色に塗ってあります。

2008年12月18日(木)
第5回 ローストチキンの作り方(1)

 それではメインのローストチキンを作っていきます。材料は石粉粘土を使います。
 まずは鶏肉の胴体部分を作ります。適当な大きさに石粉粘土を丸めて、楕円形のような菱形のような塊を作ります。ローストチキンの写真などを見ながら作ってみましょう。この辺の形はあまり神経質にならなくても大丈夫です。後でもも肉部分を付ければそれらしくなります。大きさも好みで結構です。作ったお皿に合わせて決めて下さい。
 胴体がある程度固まったら足の部分を付けます。お肉屋さんで売っている鳥のもも肉をイメージして小さな部品を2つ作って、胴体の左右にくっつけてやります。石粉粘土同士をくっつける時は、乾いている粘土の方に少し水をつけて湿らせてから新しい粘土をつけてやればしっかりとくっつきます。
 これでローストチキンの形が出来上がりました。
 

2008年11月27日(木)
第4回 皿の作り方(4)

 出来た樹脂粘土のお皿に色を塗って仕上げます。使う塗料はアクリル絵具(白)に木工用ボンドを混ぜた物に少し水を加えて伸ばした物です。今回はアクリル絵具を使いましたが、普通の水彩絵具でも問題ありません。木工用ボンドを加えたのは、皿の底部分と縁部分との段差をなだらかにする為です。
 まずはお皿の表側(上面)から塗ります。筆を使って塗るのですが、少し多めに塗料をとって、塗るというよりはコーティングするといった感じで全体的に塗料をのせるとムラができにくいです。これが乾いたらもう一度同じ要領で塗料を塗ります。
 面白いことに塗料が乾く時に、混ぜた木工用ボンドが縮もうとして皿の縁が若干起き上がってきます。この反りがお皿らしい角度を作ってくれます。表側から塗り始めたのはこの為で、裏側から塗ると逆方向にお皿が反り返ってしまいます。
 表側の塗料が乾いたら次は裏側です。塗り方は同じです。ただし、せっかく出来上がった皿の反りが元に戻ってしまわないように塗る回数は1回だけです。
 塗料が完全に乾いたら、最後に水性ニスを全体に塗って完成です。

2008年11月20日(木)
第3回 皿の作り方(3)

 これまでの工程を簡単におさらいします。左の図はパーツの断面図です。
 まずは薄く伸ばした樹脂粘土をコンパスカッターで丸く切って乾燥させます(A)。次に同じ要領でAよりも一回り大きい円を切り、その中にAよりも若干小さい円を切ってドーナツ状のパーツを作ります(B)。
 Bがまだ固まらないうちに端の部分を指で軽く押さえていってお皿の縁を作ります(画像左中)。
 AのパーツをBにのせて接着させます。接着には水に少量の木工用ボンドを混ぜた物を使います。そのまま乾燥させます。
 固まった物をひっくり返すと画像左下の状態になります。

2008年11月17日(月)
第2回 皿の作り方[2]

 お皿の底部分が乾いて固まったら次は縁の部分を作ります。
 前回と同じ要領で、薄くの伸ばした樹脂粘土をコンパスカッターで丸く切ります。ただし今回はドーナツ状のものを作ります。大きさは、小さい皿の方が外円の半径9ミリで内円の半径が5ミリ、大きい皿が外円の半径12ミリで内円の半径が8ミリです。もちろんどんな大きさのお皿でも作れますが、コンパスカッターで切れる最小半径が5ミリですので今回作る小さい方の皿がこの作り方での限界の小ささです。
 ドーナツ状の部品を切り取ったら外周部分を軽く指で押さえていって縁を薄く整形します。樹脂粘土が固まってしまっていると整形できませんので、ここは手早く作業しましょう。
 次に、水に少量の木工用ボンドを混ぜて作ったものを、細い筆で内円の周辺に塗ってやります。その液体が乾かないうちに、前回作った底部品を上にのせて軽く押しつけ接着します。この状態で完全に固まるまで置いておきましょう。
 これまでの説明と画像だけではわかりずらいところもあると思いますので、次回はイラストを使ってこれまでの工程をおさらいしたいと思います。

2008年11月16日(日)
第1回 皿の作り方[1]

 そろそろクリスマスシーズンに入ってきました。ということで今回はローストチキンを作ります。しかし、その前に料理を盛る器から作ってみたいと思います。
 私は今まで皿を作る時はプラスチックやパテ類を使っていましたが、今回は樹脂粘土での作り方を紹介したいと思います。使う材料は樹脂粘土と木工用ボンド、そして水性絵具と安全な物ばかりなのでどなたにでも挑戦していただけると思います。
 まずはカッティングマットなどの作業台にガムテープを切って張ります。このガムテープのツルツルの面によく練った樹脂粘土を平たく伸ばします。乾電池などの円筒形のものを麺棒のように使って伸ばしていくと簡単に出来ます。
 樹脂粘土が半乾きの状態になったらコンパスカッターを使って丸く切り取ります(画像左中)。コンパスカッターとはコンパスのように使って円形を切ることができるカッターナイフでホームセンターなどで売っています。ちなみに今回作る皿の場合、切り取る円の大きさは半径6ミリのものが2枚(画像左下)、大皿用に半径9ミリのものが1枚です。
 このまま乾燥させます。樹脂粘土が完全に乾くと自然にガムテープから剥がれてきます。この円盤状のものがお皿の底になります。乾いた時にこの円盤が反り返ってしまうことがありますが大丈夫です。何か平たい物を重石にして円盤の上に乗せておけばまっすぐに戻ります。


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