スタチューの作り方・女性(現代)
2007年5月5日(土)
第9回 頭髪

 頭に髪の毛をつけてあげます。石粉粘土を使います。一度に形を作ろうとしないで、少しずつ粘土を盛りつけて形を出していきます。今回は石粉粘土だけで頭髪を作りましたが、ロングヘアーのようなボリュームがある場合は中にクシャクシャにしたアルミホイルを入れて作ると多少軽量化できます。

2007年5月4日(金)
第8回 衣装

 表面処理をした本体に衣装のモールドを加えていきます。
 実際に服を着せていく感じで少しずつ石粉粘土を盛ったり、カッターナイフでモールドを彫っていったりしていきます。今回はパーカーにジーンズといったカジュアルな感じにしてみました。
 衣装の作業が全部終ってから腕を作っていきます。

2007年5月3日(木)
第7回 表面処理

 基本的な本体の肉づけ(裸の状態)と頭部まで出来たら、次は衣装と頭髪などの細かいモールドを作っていきます。ですがその前に表面処理をしておきましょう。
 表面に小さい凸凹やザラザラした部分があると思うので、紙ヤスリや布ヤスリで表面を綺麗にします。塗装前に最後の表面処理を行なうので、この時点ではそんなに神経質にヤスリがけをする必要はありませんが、今後の作業が楽になるのである程度は綺麗にしておきましょう。
 画像は表面処理が終った状態のものです。何だか宇宙人みたいになっていますが衣装と頭髪が加わればだいぶ印象が変わってきますのでご心配なく。

2007年5月2日(水)
第6回 頭部製作[2]

 次に口を作ります。唇の形に石粉粘土を盛りつけて納得のいく形になるまで整形します。カッターナイフなどで口の線を彫るだけでも充分に口になります。
 口の次はアゴです。口の下の部分に小さくした粘土を盛って整形します。水をつけた指を撫でつけて滑らかなラインになるようにします。
 最後に目を作ります。これもカッターナイフなどで直接削っていきます。ただ、目はモールド(整形)しないで塗装の時に直接描き込んでもいいと思います。
 顔を作る時は、前もって鉛筆などで鼻・口・目の位置にあたりをつけておくと失敗がありません。

2007年5月2日(水)
第5回 頭部製作[1]

 頭部を作ります。作りやすいように本体とは別に作業します。
 まずは石粉粘土のダンゴを作ります。完成した時に頭が重くなりすぎないようにアルミホイルを芯にします。適当な大きさのアルミホイルを丸めて、それを石粉粘土でくるみます。まん丸になるように手で丸めて、それを乾燥させます。この時に持ち手になる部分を爪楊枝を刺して作っておくと作業がしやすくなります。
 粘土が固まったら、その上にもう一層粘土を被せます。そして、顔の中心にあたる部分に鼻を作ります。このままもう一度乾燥させます

2007年4月16日(月)
第4回 肉づけ

 前回の物が乾燥したら、少しづつ肉づけをしていきます。
 石粉粘土を少し盛りつけては乾燥、また盛りつけては乾燥させる…と、何度も繰り返して少しづつ肥らせていきます。それを好みの体型になるまで続けます。

2007年3月17日(土)
第3回 ポーズづけ

 前回作ったハリガネ人形にポーズをつけます。ここは関節のアルミ線を曲げながら自由にポーズを考えて下さい。写真やイラストを参考にしたり自分自身でポーズをとってみたりするのもいいと思います。ただあまり頻繁にアルミ線を曲げすぎると折れてしまう事もありますので注意して下さい。最初のうちは立ちポーズの方が作りやすいと思います。
 ポーズが決まったら剥き出しになっている関節部分に石粉粘土をつけてポーズを固定してしまいます。一度固まった粘土に新しい粘土をつける時は、固まった粘土部分に指で水をなでつけたり霧吹きで水を吹きつけてやるとくっつきやすいです。ついでに胴体や腰の辺りにも少し粘土をたしてあげましょう。こうやって少しづつ肉付けしていくのですが、だんだん人間のシルエットに近づいてきたと感じたりするのがこの工作の醍醐味です。
 画像では腕の部分がまだ固定されていませんが、胴体や足の部分がある程度出来るまでは動かせる状態にしておいた方が今後の作業がしやすいからです。

2007年3月8日(木)
第2回 粘土付け

 アルミ線で作った骨組みに粘土を付けていきます。粘土は石粉粘土を使います。石粉粘土にも何種類かあって、主なものでラドール(粗め)、ファンド(中目)、クラフティ(細目)などキメの細かさ(粗さ)によっていろいろあります。石粉粘土は手芸用品店で手に入ります。基本的にはキメの細かい粘土で作るのですが、今回はスタチューの芯になる部分ですのでキメの粗いラドールを使っています。もちろん最初からキメの細かい石粉粘土を使っていただいて結構です。
 粘土は一度に盛り付けてしまわないで画像の様に少しづつ付けていきます。それは大きく粘土を付けると乾燥に時間がかかるのと、乾燥中に変形(表面が凹む)してしまう為です。また、関節部分に粘土を付けていないのは、後でポーズをつけさせたいのでアルミ線が曲げれるようにしています。
 アルミ線に粘土を付ける時は、瞬間接着剤を少しアルミ線に塗っておいてから粘土を付けないとすぐに取れてしまいます。
 この状態で次の作業までしっかり乾燥させます。

2007年3月2日(金)
第1回 骨組み

 私はいつもパテなどを使ってスタチューを作っているのですが、今回は初心者向けと言う事で粘土を使って作っていきたいと思います。
 まずは図面から描いていきます。175pの男性を作る場合、1/12(ドールハウス・サイズ)ですと高さ約145mmとなります。その大きさで図面を描くのですが、図面と言うと難しく聞こえますが簡単なイラストで十分です。リアルな像を作りたい人はリアルな図面を、デフォルメされたようなイラストっぽい像を作りたい人はそのような絵を描いて下さい。その方が作る人の個性が出て面白いと思います。ただし、大きさだけは実際に作る物と同じ大きさにして下さい。
 次はその図面にあわせて骨組みを作ります。いきなり粘土で作り出すと、乾燥中に変形しちゃったり思うように形が出来なかったりと大変なので、画像にあるような簡単な骨組みを必ず作ってください。骨組みはアルミ線を使います。太さが1mm程のものが扱いやすいと思います。アルミ線はホームセンターなどで手に入ります。


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