ミニチュア・パイプの作り方
2007年4月6日(金)
第6回 塗装

 地塗りが乾いたら次はいよいよ塗装です。水性のアクリル塗料『水性ホビーカラー』を使います。
 今回は2種類のカラーバリエーションで塗ってみました。ひとつは『水性ホビーカラー』のウッドブラウンをベースに、もうひとつはライトブラウンに若干のウッドブラウンを混ぜた色をベースにしています。まず、パイプ全体にベースの色を平筆で一気に塗ります。色ムラができても構いません。塗料が乾いたらもう一度同じ色を塗ります。3回も重ね塗りをすれば色ムラも無くなります。
 ベースの塗装が乾いたら、次は木目を描き入れます。ベースの色に黒やウッドブラウンを混ぜて、一段トーンをおとした色を使います。面相筆に塗料を含ませて、一度ティッシュペーパーで拭きとってカスカスに乾いた筆で塗ります。色が着くか着かないかぐらいが丁度いいです。あまり木目の線が目立たないようにしましょう。
 最後にマウスピース部分を黒い塗料で塗ります。ここも3回は重ね塗りします。
 これでパイプの完成です。同じような作り方でパイプ以外にもいろんな物が作れますので挑戦してみて下さい。

2007年4月4日(水)
第5回 地塗り

 粘土が完全に乾燥したら塗装に入るのですが、まず地塗りをおこないます。地塗りは白のアクリル塗料を使います。地塗りをおこなう理由は、パイプの表面に薄い膜を作って塗装中に粘土が溶けない様にする為です。
 パイプの穴に爪楊枝などを刺して持手部分を作ります。そして、白のアクリル塗料を筆で全体に塗ります。塗料が乾いたらもう一度同じように筆塗りします。2回も重ね塗りすれば大丈夫です。このまま完全に乾燥させます。

2007年3月31日(土)
第4回 整形

 石粉粘土が完全に固まったら、カッターナイフやヤスリなどで形を整えます。この時、一気に形を出そうとせずに少しづつ削っていって下さい。無理に大きく削ろうとして力を入れると粘土が欠けてしまう事があります。小さい物なので慎重に作業をしましょう。
 形が出来たら目の細かいサンドペーパー(紙やすり)で表面を仕上げます。削るのではなく、磨くような感覚で全体にペーパーがけをします。やはりここも慎重に。
 表面が綺麗になれば完成です。次からは塗装の工程にはいります。

2007年3月24日(土)
第3回 マウスピース部分の製作

 カップ部分(実際はボウルと言うらしい)の石粉粘土が乾いたらカッターナイフで大まかな形を削り出します。私は細かい作業に向いているデザインナイフ(アートナイフ)というのを使っています。
 次に細く伸ばした石粉粘土をカップ部にくっつけてマウスピース(吸い口)部分までの形を作ります。ここも後で削りますので、若干大きめ(長め)で結構です。新しい粘土をくっつける時は、木工用ボンドを水で薄くのばしたものを接着面に塗っておくと剥がれにくくなります。ちなみに私の場合は真鍮線を間に刺して補強しています。完成後に複製する為に型取りの作業があるので。
 画像を見ての通りまだボコボコしてブサイクですが、完全に乾燥したら整形します。

2007年3月15日(木)
第2回 カップ部分の製作

 パイプのカップ部から作っていきます。材料は石粉粘土です。今回はクラフティという商品名で売られているキメの細かい石粉粘土を使っています。小さな物を作る時にはとくにキメの細かい粘土をお勧めします。
 前回描いた図面のカップ部よりほんの少し大きめの物を粘土で作ります。作った物に1〜1.5mmの棒状のものを刺し込みます。このまま乾燥して固まるまで待ちます。
 この時点ではキレイな形をしていなくても結構です。なぜなら今回使っている石粉粘土は乾燥後にカッターナイフやヤスリで削って整形する事が出来るからです。その為に図面より大きめに作っていたのです。

2007年3月2日(金)
第1回 図面

 今回はパイプを作ってみます。粘土を使って作るのですが、私の場合始めに図面を描いています。現物があればそれを測って寸法を出していきます。そして1/12の縮尺に計算して方眼紙に描いてみます。といってもそれほどキッチリ描く必要はありません。この後、粘土で作る時に図面と照らし合わせながら作業すると楽なので、大体の大きさがわかる程度で結構です。


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