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陸戦用に開発されたドムだが、アフリカを始めとした砂漠地帯・酷暑地帯では機体の消耗や故障が激しいことが予想され、局地戦用機の開発が同時に進められていた。「ドム・トローペン」もこの局地戦用機開発プログラムに従って完成した。「トローペン」とはドイツ語で「トロピカル＝熱帯」を意味する言葉である。
機体各所に防塵フィルターや冷却装置が装備されているほか、整備を簡略化するため各装甲はブロック化されており、装甲内に入り込む砂の排除を容易にしている。脚部の熱核ジェットエンジンの吸気口には、大型の防塵フィルターが取り付けられエンジン内部に砂が入り込むのを防いでいる。