このページはIEのツールバーの「表示」から「文字のサイズ」を「中」にして御覧下さい

西表島の可憐な花々 その3

アケボノソウ(ヘツカリンドウ)。薄暗い山地や路傍の急斜面に生える。無毛の非常に立派な葉を地面に広げているので、花が無くても目に付く。冬場、よく目立つ白色に濃紫の斑点が入った花を一本の花芽から沢山つけるが、とても野の花とは思えない可憐さがある。島ではヘツカリンドウという呼び名よりもアケボノソウの方が通りがよく、「あけぼの館」という民宿では横綱曙の手形の横に、この花の写真も額に入れて飾ってある。

セイシカ。聖紫花。幻の花と呼ばれるツツジの仲間。
石垣島以南に分布し、3〜4月にかけて、淡い桃色の大輪の花を開く。山を望むと、急斜面のなかなか近づけなさそうな場所でこんもりとピンク色をした木々がところどころにあるのが、その季節には目に付く。それに対し、川沿いなどでは比較的簡単に目にする事が出来る。西表では盆栽としても重用され、大事にされている。5メートルを越える高さに育つ。

ホソバオモダカ。水田や山中の捨てられた水田跡湿地帯に残る水草。本来は水田の雑草に過ぎない植物だが、耕作方法の変化などで少なくなっている。干立部落辺りでは、昔ながらの水田があり、そういう場所まで行かねば探せなくなってしまった。
ツユクサのような形の白い花と、Y字をした葉がユニーク。

コウシュンカズラ。海岸やマングローブの後背地に生えるキントラノオ科の蔓性植物。黄色い5枚の花弁を大きく広げる花が川岸の梢などで鮮やかに目立つ。花の中のおしべの根元は最初黄色だが、やがて赤く変る。最近では園芸植物としても利用されているらしい。

ヒメタムラソウ。渓流の苔むした岩の上などに群生しているシソ科の植物。非常に小さな植物で、長い花穂を出し、そこに愛らしい形の白い花を少しづつ長期間に渡って咲かせ続ける。
岩場では滑るのでついつい草が生えている上を歩きたくもなるが、こういう可憐な花が咲いていると、遠慮したくなる。

ヤエヤマスミレ。渓流の苔むした岩の上に生える小さなスミレ。似た種類にイリオモテスミレなどもあるが、スミレは判別が難しく、僕には分からない。もしかすれば、後者かも知れない。

テリハノギク。冬場に道の脇、林縁、岩場、色々なところで美しい清楚な花を沢山つける。シオンの仲間だけあってキク科の中でも気品がある。

パッションフルーツ。南米原産の移入種。栽培していたものが、鳥によってか、畑から逃げ出し、山でも見られるようになった。山歩きの後、この蔓の下で落果した黄色い果実を探し、食べるのは楽しいが、大富林道などでは、すでに他の自生植物にまで影響を与えているのではないかと思うぐらい繁茂している。春秋と二度花をつけ、夏冬と2度果実をつける。

検索サイトからこのページへ飛んできた人の為に・・・
このページは「西表島の自然」の1ページです。そちらへ入りなおされるならばこちら
またトップページはこちらです。