
西表島周辺は今でも珊瑚が多く残るダイビングのメッカ。バラス島もそうしたダイバー達の集うポイントの一つです。昼間には休憩を兼ねて多くのダイビング船が集いますが、船で行けばあっという間のこのポイントにあえてエッチラオッチラ、人力のカヤックで行くのもいいではありませんか。ここではバカンス?の名のもとに、あえてそうした人力ツーリングの様子を紹介しましょう。

島で見つけたアジサシのミイラ。ここでは死んだ鳥も腐る前にミイラ化してしまう。凄い暑さだ。
上陸したら、早速改めてのシュノーケリングです。サンゴは途中のポイントからは落ちますが、逆に熱帯魚が沢山群れているこの島の周りで、底に沈むダイバー達を見下ろしながらゆっくり彼等と戯れます。水中眼鏡で覗いた海の中の鮮やかな世界に時を忘れてしまいます。
ご飯を食べるなどしてゆっくりした後は、適当な時間を見計らって帰路につきましょう。帰りのカヤックを漕ぐ分の体力は残しておかなくてはなりませんね。
バラス島へのツーリングは、カヤックもシュノーケリングもその両方を楽しみたいという方にうってつけの欲張りコースです。五月〜十一月ぐらいまで、夏の天候の穏やかな時期ですと、西表の海の美しさがよく実感できることでしょう。しかし、海の気候は荒れる時は一瞬です。民宿の方などに詳しく訊ねておくのも大事ですし、また少しでも怪しい兆候が見えたなら勇気をもって引き返しましょう。そういう意味では、やはり何も心配しなくていいガイド付きのツアーが安心ですね。

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海中道路下の小水路を潜り、船浦湾の外へ。干潮時には通行不可。大橋の下を通る。
高速船の航路もあり、危険な為、ツアーでなければ上原港そば、まるまビーチからの出発をお奨めする。其方の方が距離も短い。



鳩離れ島は隆起サンゴで出来た幾つかの岩島の集まり。キジバトやサギが沢山巣をかけており、近づけば、バタバタと彼らの洗礼を受ける。陸上では他にもウミヘビが交尾や産卵に多く上がっていて不意に驚かされる。
鳩間の人が西表への出耕作の帰りにこの島で鳩の卵を捕って帰ったとか。また、害鳥であった鳩を減らす為に焼き討ちされたりしたことも。ある島では現在で何匹かヤギも放されているようで、人を見かけると逃げる。

バラス島(写真右奥)が少し近くに見えたなら、そこは絶好のシュノーケリングポイント。
鳩離れ島周辺は非常に遠浅で安心ですが、あまりサンゴが綺麗とは言えません。休憩だけ済ませたらバラス島に向かいましょう。途中、鳩離れ島のリーフエッジが確認でき、その後、海の色が深く美しい紺色に変化していくのが分る筈です。とても深いそこをしばらくずっと漕ぎ続けます。海に差し込んだ陽光が、キラキラと星のように輝きながらゆっくり海底から反射してくるのは見ものです。カヤックだからこその長閑さと視線の低さを楽しみましょう。
ただし、ここも途中八重山観光フェリーの航路となっていますので、船影には十分気をつけて下さい。出発前にこれら高速船の西表入港時間、出港時間を確認し、また鳩離れ島周辺で一つ船が通るのをやり過ごして、一体どの辺りを船が通るのか確認してから渡るのが無難です。事故は起こってからでは遅すぎます。
バラス島を少し視野の右手に置くように漕ぎ進めば、やがて深い紺色だった海が再び水色に見えるようになってきます。
この辺り、非常にサンゴが綺麗です。是非ともシュノーケリングして楽しみましょう。カヤックからのシュノーケリングでは、バランスを保ちながら入水し、カヤックをひっくり返さないことが大事です。また乗り込む際にはちょっとしたコツも必要です。
水中での乗り降りの経験のない人はガイドがいない場合は避けましょう。鳩離れ島などでちょっと練習しておくのも手かも知れません。
シュノーケリング中、当然カヤックはそのままでは流されてしまいますので、カヤックのバウに取り付けられた紐を持って、泳ぎます。また、その方がいざという時、自分の身も安全です。それ以外の方法としては、泳がない人がみんなのカヤックを連結し、安全の為、みんながシュノーケリングする周りを漕ぎ続けるというものもありますが、人が乗っていなくても何艇もカヤックを引っ張るのはちょっとした労力です。


大ぶりなテーブルサンゴ。水面からでもこれだけの透明度がある。
潜る為にはライフジャケットは邪魔ですが、泳ぎに少しでも不安のある人はライフジャケットの着用を心掛けましょう。また、疲れたら無理せず、カヤックにしがみつくことです。



ついに到着のバラス島。遠かったような近かったような・・・。とりあえずは記念撮影!ホントに白いよ。
見事な青と白のコントラストに小さな島ながらとりあえず一周したくなる。
人間もミイラ化しちゃわないようにカヤックを利用などして即席のテントを立てる。これがないと・・・
ただ帰るだけでは勿体無いので、出来る限り海でぼんやり・・・
ピナイサーラの滝の上から。海中道路の奥に見える島は手前から鳩離れ島。次の白く小さいのがバラス島。一番奥が鳩間島。こうして見てみると近くに感じるが実際にはかなり距離感がある。