西表島のカエル

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アイフィンガーガエル
西表と石垣にのみ生息する小型で地味なカエル。
森の木々の樹上で生活している為、そういう場所を丁寧に探せば、比較的よく見つかる。ただし、山道を散策しているだけでは滅多に見れない。
山林だけでなく、海岸林にも生息しているので、海岸林内でキャンプをしていれば、夜にはその独特の「ピッピッピッピ、ピンピンピンピン・・・」というとてもカエルとは思えない高い音色の鳴き声が聞こえる。
主に夜行性のようで、山道などでも日暮れ以降に鳴き声が聞けるが、稀に暗い森では午後からでも活動しているのを発見できる。
日中は木の又に開いた樹洞などで寝ており、多くは底に水が溜まっている。産卵はこの水の溜まった樹洞で夜に行われ、溜まった水面の僅か上の壁面に一粒づつ、10〜30ぐらいの半透明な卵を産み付ける。
産卵は通年行われるようだが、観察にはハブの活動の鈍い、冬場が望ましい。

午後のアイフィンガー。どこか寝ぼけ眼なのが可愛い。

水の溜まった樹洞に潜む。警戒心は強く、
すぐに水中に隠れた。

樹上生活の為、両手、両足には発達した大きな吸盤があり、
その反面、水掻きはほとんど退化している。

樹洞に産み付けられた無数の有精卵。
孵化次第、オタマジャクシは下の水面に
零れ落ちる。

孵化したオタマジャクシの餌となる無精卵を産みに来た母ガエル。数の限られた条件のいい樹洞は何匹か共同で使用するのか、産み付けられたばかりの有精卵の下の水溜りには既に孵化して1センチはあるオタマジャクシが数匹泳いでいた。
このオタマジャクシが母ガエルの肛門を刺激して餌の無精卵をねだるのだが、間違って他のカエルの有精卵や孵化したばかりの幼体を食べてしまわないというのがすごい。
共同使用ゆえの暗黙のルールなのか。

樹洞の周囲に産み付けられた有精卵とオタマジャクシ。

樹上で佇むアイフィンガー。別名イリオモテシロメガエル。
アイフィンガーはEye-Fingerではなく、アイフィンゲル氏の発見による。


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